従兄からボーダーに誘われたんだが【WT】

24　大規模侵攻、始まるの巻 ページ26

キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴った
私の大っ嫌いな英語の授業が終了である

「ユズル〜！お昼ご飯食べようぜー』
「また屋上行くの？寒いんだけど…」
『うるせぇ』

上からトリオン兵に不意打ちでトマホークぶつけたら楽しいだろうな…とか考えながら屋上に行く
今度の任務で実際にやってみよう←

『あ、ユズルの卵焼き美味しそう。それ「ダメ」私まだ何も言ってないけど…』
「どうせ、それちょうだいとか言うんでしょ」
『よくお分かりで。ということでそれちょうだい』
「だからダメだって」
『チッ』

舌打ちしつつウィンナーを食べようとすると、ウィーンと警報が鳴った

「門発生、門発生。大規模な門の発生が確認されました。警戒区域付近の皆様は直ちに避難してください」

『…ゑ？門発生？………あ』

警報に驚いた弾みで、ウィンナーが箸から落ちた
軽くワンバウンドして屋上の柵の隙間から落下し、私が嫌いな教師の頭に見事クリーンヒット

『私のウィンナーぁぁ！！！(小声)』
「…ドンマイ」
『近界民ふざけんなよ返せよウィンナー10倍にして弁償しろよ』

そんな時に入ってきた緊急招集

『呑気にしてるのも今のうちだぞ近界民…。今に見てろ。ユズルがボコりに行くからな』
「勝手に巻き込まないで。っていうか、オレはカゲさんたちと合流しないと。でも純令はフリーだからすぐに行けるじゃん。流石ぼっち」
『ぼっち言うな』
「ほら、さっさとトリガー起動しなよ」
『へいへい。トリガー起動』
「はい、じゃあ行ってらっしゃーい」

その声と共に屋上から突き落とされる

『…ギャアア！！覚えてろよユズルゥゥウ！！！』

悲鳴をあげながら私は落ちていった←

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