従兄からボーダーに誘われたんだが【WT】

14　争奪戦開始ッ！ ページ16

争奪戦が始まった
私は狙撃手を狙いに…いやちょっと待て
誰が狙撃手なんですか？

《おーい純令？ちょっとこっち来てよ》
『迅さんナイスタイミングって言いたかったけど、こっちってどっちですか』
《おれたちがいるとこ》
『説明大雑把だな、おい』

さっきどんちゃん騒ぎがあった場所に…いやレーダー使った方が早くね？
ということで、レーダー使って迅さんのいる場所に行く

『あ！嵐山さんに木虎先輩、とっきー先輩もいる。さとけん先輩だけいないのか』
「久しぶりね、純令ちゃん」
『木虎先輩お久しぶりです〜』

「迅、純令もいたんだな」
「おれが呼んだんだよ」
『正しくは強制的に連れ出されたんですけどね』

おっと、そんな能天気な会話してる場合じゃないや
迅さんに誰が狙撃手なのか聞かないとね

『ねぇねぇ迅さん。誰が狙撃手なの？』
「どうせ名前言ってもわかんないだろ…」
『うん。だから特徴教えて』
「えっと、リーゼントとイケメンとメガネ」
『説明が雑』

結局、嵐山さんに写真見せてもらった
リーゼントとイケメンとメガネ…
確かに正解だったんだけど、もう少し詳しく教えてくれてもよくない？

「おっ来たな。うまいことやれよ、嵐山、純令」
『もちろん』
「そっちもな、迅」

そう言って、私たちはそれぞれの場所に別れていった





「あ、そうだ。嵐山、もし純令借りたくなったら遠慮なくパシっていいから」
「わかった。でも純令は狙撃手を狙うのが役目なんだよな？」
「まぁね。けど、純令ならすぐ終わるだろうし」
『ねぇ借りるからパシるにいつの間にか変わったことに誰か突っ込もうよ』

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