桜色のオーロラ姫【ダイゴ】part2

Princess　Aurora＊ ページ37

レックウザの一件のあと。


あれから、何事も無かったかのように調査を続けている。


ホウエン地方の各地をまわり、いくつかメガストーンを入手することができた。


「これが、チルタリスナイトかぁ……いいね、この色」


「はい、私のキーストーンともちゃんと反応して、メガシンカ出来たんです！」


「そっか、それは良かった！」


ふふふ……実はそうなんです。


チルタリスが、




メガシンカ出来るようになったーー！！



私はとても浮かれています。

もふもふが、さらにもふもふになりました。


「Aちゃんが嬉しそうで何よりだよ。


あ、そうだ。

ソライシ博士から、隕石についての研究論文が届いたんだ。

この前、僕たちが採取したやつ。覚えてる？」



「あぁ！石の洞窟の時の……！」



目を通せば、隕石にはメガストーン、キーストーンになる可能性があるとのこと。



「でも、少し気になるのが……」



「アクア団と、マグマ団だ」



「アクア団……ラティアスを襲った人たち……！！」


「そう。

どうも、この隕石を狙ってるみたいなんだよね」


「……あまり、良いことをしそうではないですね」



コクリとうなずくダイゴさん。


「マグマ団は会ったことないと思うけど、アクア団と同じように危険な思想を持つ組織だ。


簡単に言えば、アクア団は海、マグマ団は陸を広げようとしている。


それぞれカイオーガと、グラードンを使って、ね」



「そんなことして何になるんですか……」



ただ、怖いのは本当に目的を強く持つリーダーがいて、組織としてもう既に成り立って行動していることだ。


(これまで歴史書で見てきた中でも、そうゆう人物が1番厄介なことを引き起こしてたのよね……)



マグマ団と、アクア団……か。


注意しておかないと。

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