桜色のオーロラ姫【ダイゴ】part2

princess aurora ＊コンテストライブ ページ4

ハガネールナイトにキーストーンも見つかったことだし。




ダイゴさんに言われたとおりに、ハジツゲタウンに行こう。





ソライシ博士に昨日の隕石を届けにいかなきゃ。





「えっと……ハジツゲタウンは、っと。


あった。カナズミシティの北側だね。


それにコンテストライブの会場もある！」






ピンクのマルチナビのマップモードを開いてみると、なんとホログラム映像つき。




……なんて機能なんだ、ほんとすごい。






「よし、じゃあチルタリス──



……って、パソコンのボックスにあずけちゃってたんだっけ」






(んー……だったら今日は、)









リイｲｨｨン、リィィーン、リィィーン──…………







胸元にかけてある、ヒスイ色のネックレス型の笛。







息を吹き込むとあたりに澄んだキレイな音が鳴りひびいた。








そんなに待たないうちに、あおぞらから青と赤が近づいてくるのが見える。





「しゅああんっ！」

「ひゅああんっ！」




「ラティアス！ラティオス！」








勢いよく急降下してくるのに、タイミングを合わせて飛び乗る。






私はラティアスに飛び乗った。






ぐぐぐっ、と上に急上昇して、一定の高さまで飛ぶ。

安定したら、ゆっくりと空を飛んだ。






ラティ兄妹とこうやってのびのびと飛ぶのも久しぶり。





すると、何か思いついたように2匹とも顔を見合せていたずらっぽく笑う。




フッと、わざわざ海スレスレまで急降下。







「えっ、ちょ、待っ───！！！」






ザッパアアン！！！






「ッぷはぁ！！



……。


……ラティアス、ラティオス……！！」






ポタポタッ。






「もー！
こうなるのわかってやったでしょ！」

　


キャッキャッとはしゃぐ2匹。




この……いたずらずきめ……！





そうして少しの間、空のお散歩？を楽しむと、ハジツゲタウン上空に着いた。





「ここでいいよ、ありがとね！」





2匹の頭をなでると、2匹は共に去っていった。








「ふぅ……。シャワー浴びてからいこうかな……。

えっとソライシ博士の家だよね。」




ポケモンの回復ついでにジョーイさんに聞いてみようかな。

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