桜色のオーロラ姫【ダイゴ】part2

Princess　Aurora＊ ページ22

ダイゴさんと、色違いの銀色に輝くメタグロス。


そう、まだメタグロスは本領発揮をしていない。



「石の煌き(きらめき)…絆となれ！！」




胸元のメガラベルピンを手に取ると、ダイゴさんはキーストーンにキスをする。




「____メタグロス、メガシンカ！！！」






キーストーンの光とメタグロスナイトの光。




2つの光が合わさって、メタグロスの姿が変わってゆく。






メガシンカをした後の、ただならぬ雰囲気。




さすがチャンピオンとパートナー。






それにしても、ダイゴさんは色々と様になる。




あんなスマートに、カッコよく石にキスは出来ません。




……そういえば、ダイゴさんについて知らなかったのをびっくりしてた理由が今になってわかったよ。




世の女性がこんなカッコいい人のことをほっとくわけがないもんね。





普通は知らないはずも無いくらい、地位も名声も、容姿も持ち合わせてる凄い人。





そう考えれば私とはまったくの別次元だよね。






うーん。そのうちファンの方に恨まれるか何かされるのでは……。






さて、そんなことは今は関係ない。






「ラスターカノン！！」






メガシンカでさらにパワーアップしたラスターカノン。






しかしリザードンはそれを直接受け、しっかり耐えた。





でも、





「ラスターカノンの追加効果で耐久力を下げさせてもらったよ！」






そう。ラスターカノンは相手の特防を下げる。






サイコキネシスとラスターカノンという2つの技を持つメタグロスにとっては、これは大きい追加効果だ。





「なら倒れる前に倒す！！

ドラゴンクロー！！！」






ほぉ、なるほど……





確か、プラターヌ博士の研究論文にリザードンXについて書いてあった。






メガシンカすると、特性がかたいつめになる。







直接攻撃の威力が高くなる特性。




(でも、この技の相性は……)





「………」





この技を、メタグロスならば耐える。



そう確信しているのか、


ダイゴさんは指示を出さない。




メタグロスも、避けずにリザードンの攻撃をそのまま受ける。



(二人と、どれほどの実力なのか探ってるのかな)

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