桜色のオーロラ姫【ダイゴ】part2

Princess　Aurora＊ ページ21

Aさんの表情が変わった。




怒らせてしまったのかな、と思ったけどそうでは無さそう。




Aさんは、ただただ真っ直ぐに、ダイゴさんのことを見つめていた。



憧れ……なのかな？



期待してるような感じもする。







私がはっきり分かるのは、


「Aさんも……




ダイゴさんのこと、すっごく応援してるんだね！」




Aさんは、


うん！


とまぶしい笑顔が。


素敵なひとだなぁ。






「ダイゴさんのメタグロス、色違いだね！」

「すごいよね、なかなか色違いの子には会えないもん！」

「ね！初めて見たよーすごいねハリさん！」

「リマ！」


ハリさんも大はしゃぎだ。



「でも、鋼タイプは炎タイプに弱いんじゃなかったっけ…」


ハリさんも少し心細そうに見守る。

Aさんの思いも聞くと、どちらを応援していいのか、わからなくなっちゃった。


二人とも、既に凄い迫力なんだもん。



「見てればわかるよ、あのメタグロスのスゴさ！」






「いくぞ、リザードン。

___我が心にこたえよ、キーストーン！！」



キーストーンとリザードナイトが反応して、まぶしい光に包まれる。


「進化を超えろ___メガシンカ！！！」




「ウオオオオン！！」



姿が変わり、黒く青い炎に包まれるリザードン。


メガシンカしただけなのに、砂煙が巻き上がってこっちにまできた。



「かえんほうしゃ！！！」




すごい！

いきなり効果バツグンのかえんほうしゃを、ちゃんと……！！！




「サイコキネシス！」

「メッタァーー！！！」



「え？！」


軌道が、



サイコキネシスに変えられちゃった…？！？！



本当に、直撃する寸前に…、！！



「……まだだよ






まだ……





ダイゴさんはこんなもんじゃない。」






そう言ってダイゴさんを見つめるAさんは、



期待してて、


でも、女の人らしくて……




………すごく、ワクワクしていたんだ。

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