桜色のオーロラ姫【ダイゴ】part2

Princess　Aurora＊遺跡と秘められた力 ページ17

＊


コンテストライブから一夜明けて。


ドタバタしてたからか、ちょっといつもよりは長く寝ちゃった。


せっかくだし、朝はゆっくりとテレビでも見よう。
何かニュース番組とかやってないかな……。


『それでは今話題になっている情報をチェック！今日の話題はーこちら！』


ばん！と映し出されたのはなんと昨日のステージの写真。


「おぉ…！！」



わぁ……さすがミクリさん。ミロカロスもキレイ……。

もともとルチアちゃんのステージで、テレビのカメラマンさんがいっぱい居たからこうしてニュースになるのも不思議ではない。



「……昨日、私あのステージに立ってたんだよなぁ」




まだ、夢が覚めていないのかもしれない。


____まだ、胸の高鳴りが収まってなくて。


あのときはただただ必死だったけど、



「楽しかったなぁ……」



貴重な体験だった。



(ルチアちゃん、早く元気になるといいな)


今はゆっくり休んで。テレビに出て、元気で楽しそうなルチアちゃんを見てみたい。楽しみだなぁ…！



ボーっとテレビを見ていると、突然手元にあったマルチナビがブルブルと震えた。

「びっくりした……誰からだろう、はい、もしもし」


「おはよう！Aちゃん」

「あ！ダイゴさん！おはようございます！」

「おはよう、今日はゆっくり寝れたかな？」

「はい！もうぐっすりと」

それは良かった、と優しく答えてくれたダイゴさん。……朝寝坊したこともバレちゃってたけど。


「親父から、メガシンカの調査を頼まれたんだ。

僕たち二人で、ある遺跡に行ってくれって。


疲れてるところ悪いんだけど、来れそうかな？」


「遺跡ですか……わかりました！今すぐ準備します！！」


と、答えるやいなや、


すぐに朝のしたくを整えて、

手持ちの回復をしてから、宿泊していたポケモンセンターを出た。



ダイゴさんの言っていた遺跡は、少し町から離れた場所にある。


言われた集合場所へと急いでいった。

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