鬼族の姫には妹がいた様です

略奪魔レッドヘッド 4 ページ7

Aside
ケースケ 「も〜う！レアカードを文庫本のしおりに使わないでよ！」

ナツメ 「だってちょうどいいんだもん」

アキノリ 「でもこれがあればレッドヘッドをおびき出せるかもしれない！」

ケースケ 「え⁉」

A 「じゃあ早速…」

トウマ 「あの その前にひとついいかな？」

皆-トウマ 「？」

トウマはブリザードウルフのカードを透明なケースに入れる

トウマ 「よし これで安心だ」

ナツメ 「トウマも意外とマニアね…」

ケースケ 「もう本のしおりとかにしないでよね！」

トウマ 「頼むから雑に扱わないでくれ…」

ナツメ 「あんたら神経質すぎ！」

ケースケ 「姉ちゃんが無神経なんだよ〜」

するとアキノリのパソコンに通知が届く

アキノリ 「？ 新しい書き込みか？」

ケースケ 「姉ちゃんが持っていると危ないから俺が持つよ」

トウマ 「いや 僕が管理しよう」

アキノリ 「大変だ！レッドヘッドが現れたぞ！」

〜〜交差点〜〜

A 「すごい渋滞…」

アキノリ 「すいません すいません」

私たちは人ごみの中を進む

そして見えたのは交差点のど真ん中でカードバトルをしている男の子たちだった

皆 「！」

ナツメ 「なに？」

すると運転手がトラックの窓から顔を出した

運転手 「何やってんだコラ！とっととどきやがれ！おいコラ聞いてるのか坊主！」

レッドヘッド 「だ…ま…れ！」

A (今レッドヘッドから妖気が…)

運転手 「うわっ」

運転手はレッドヘッドに睨まれて怯えたのか顔を引っ込める

ケースケ 「あ…あいつだよ！俺を襲ったのは！」

トウマ 「ナツメ カードを」

ナツメ 「うん」

トウマはナツメからカードを受け取ると少し高いところに立つ

トウマ 「レッドヘッド！」

レッドヘッド 「？」

トウマ 「お前が探しているカードならここにあるぞ！」

と言ってトウマはレッドヘッドにブリザードウルフのカードを見せる

レッドヘッド 「！ よこせ！白い犬！」

トウマ 「欲しいなら電光石火時代で僕と勝負しろ！」

〜〜河川敷〜〜

レッドヘッド 「俺 勝つ 白い犬 貰う！」

トウマ 「行くぞ！バトルスタート！ まずは僕のターン カードをドロー スライムをロック・フィールドにセット アタック表示でターンエンド」

レッドヘッド 「俺のターン ドロー ゴブリンのアビリティでスライムに先制攻撃」

ケースケ 「しまった！」

ナツメ 「なんかまずいの？」

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