鬼族の姫には妹がいた様です

顔さけ女 1 ページ39

〜〜妖怪探偵団 事務所 花壇前〜〜
Aside
私とナツメはホースで花に水をあげていた

ナツメ 「最近 雨降っていなかったから喉乾いていたでしょ？」

A 「ナツメ その胸元の花のブローチかわいいね」

ナツメ 「ありがとう 植物って癒されるよね」

A 「うん」

アキノリ 「お〜い！」

ナツメ 「え？」

ナツメは後ろを向く

アキノリ 「大変だ…わ〜っ！」

ナツメ 「！」

ナツメはホースを持ったまま後ろを向いたので水がアキノリにかかる

ナツメ 「ご…ごめん！アキノリ！」

A 「大丈夫？」

アキノリ 「うん」

〜〜妖怪探偵団 事務所〜〜

アキノリ 「喜べ諸君 新たな怪奇案件の情報を入手した」

トウマ 「今度はどんな事件なの？」

アキノリ 「ちょっとまって…」

アキノリはパソコンでうすらぬらを開く

アキノリ 「…あった これこれ」

A 「顔さけ女？」

アキノリ 「あぁ 目撃した人の証言もある ある夜 仕事からの帰り道 長いコートを着た女性に声をかけられたんです その女性は『私きれい？』と言いながら長い髪をかきあげたんですが その顔がなんと…縦に真っ二つに裂けていたんです！」

ウィスパー ミッチー 「うわぁーっ！」

皆-ウィスパー ミッチー 「！」

アキノリ 「びびった…」

ナツメ 「ちょっといきなり出てこないでよ！びっくりするでしょ？」

ウィスパー 「だって 顔が真っ二つなんてめちゃくちゃ怖いじゃあないですか！」

アキノリ 「それにしてもこの書き込み そそられるな〜 妖怪の可能性が一番高いけど亡霊とゆうことも考えられるな… まさか！地球外生命体とか？」

ナツメ 「どれでもないと思うけど…」

アキノリ 「なんで」

ナツメ 「だって『顔が縦に裂ける』なんていかにもありがちっていうか 作り話っぽいっていうか…」

ジーたん 「顔さけ なに？」

ウィスパー 「おや ジュニア」

アキノリ 「顔さけっていうのは…」

するとアキノリはウィスパーの顔を縦に引っ張る

アキノリ 「多分 こんな感じかな？」

ウィスパー 「もんげー」

アキノリ 「アハハッ 伸びる 伸びる！おもしれ〜」

ジーたん 「ジーたんも伸ばすゼ〜」

ウィスパー 「ちょ…ちょっと〜！」

ナツメ 「へ〜 きれいと聞かれてきれいですと言わないと食べられちゃうだって」

ミッチー 「ハッハッハ 私のこの肉体美を差し置いてなにを世迷言を そうは思いませんか？ナツメさん？」

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