change 〜Another story 4〜

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ア「ねぇ陸くんのサインは？」

陸さんファンのアカリ

「え、ライブ帰りに言ってたのまじだったの？」

ア「当たり前じゃん。もらってきてっていったのに〜」

『あ、俺が明日もらってきます』

ア「いいんですか！？やった！アカリさんへって書いててもらえます？」

『頼んどきます』


ほぼ初対面の樹にこんなことを頼めるのはアカリくらいだろうなと思いながらその光景を見つめた

母「早く荷物置いてきぃ？」

母に言われ、未だ荷物を持ったままの私たちは
かつて私が使っていた部屋に移動した


『Aの両親優しいね』

ニコニコしながら荷物を置く樹

『翔吾さんと陣さんが殴られるって脅すからちょっと身構えた』

「殴るわけないじゃん笑
樹が来るからって部屋のカーテンまで新しくした人が 笑」

そっか、と笑った樹

その笑顔が本当にホッとしてるように見えて
ここに来る時までも笑顔だったけど緊張を誤魔化すための笑顔だったんだなと知った


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