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「ただいま」
玄関を開けると、真っ暗な部屋
樹まだ帰ってないのかな?
そう思いながらリビングへ足を運ぶ
パチンと部屋の電気をつければ
ソファに横になって寝ている樹
「樹?風邪ひくよ」
トントンと肩を叩くと薄く目を開けた樹に引き寄せられソファになだれ込んだ
『おかえり…』
「ただいま」
まだ眠たそうな目を細めて笑った樹は
私の頭を引き寄せてチュっと軽いキスをした
ソファの上、横になった樹の腕に包まれる
『どうだった?ハイロー』
「すっごい大変なんだねあれ…メイクもヘアもお直しが多くて疲れた」
『アクションだもんね〜』
「樹は?リハどうだった?」
『んー…普通?』
そう言ってヘラッと笑った樹
微妙な間、作った笑顔
きっと何かあったんだろうということは容易に想像がついた
けど、樹が自ら話さない時はあまりその事に触れたくない時だから聞かないでおく
「お腹空かない?」
会話の流れを変えた
『すいた〜』
「買い物いこう?」
『ん、いく』
せっかくの2人の時間
今日の仕事のことより、楽しいことがいい
私と樹は、近くのスーパーに出かけた
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ぬう(プロフ) - kanoさん» 何度も嬉しいコメント下さりありがとうございます!! (2019年7月19日 13時) (レス) id: 6ebe771875 (このIDを非表示/違反報告)
kano(プロフ) - もう!最高です! (2019年7月7日 22時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年6月24日 19時