第043話・DFの吹雪士郎 ページ46
吹雪の実力を見るため雷門と白恋で練習試合をすることになった。
「監督、作戦は？」
「好きにしていいわよ。吹雪くんの実力を見るだけだから」
「分かりました！」
「A、染岡とのツートップを頼む」
「ほい来た、任せて(まあ、彼が勝手に走っていきそうだけど…)」
雷門、白恋それぞれがポジションに着く。だが、吹雪のポジションに全員が驚いた。
「何？！ あの野郎、ディフェンスにいる！」
「吹雪はFWじゃなかったのか？！」
「FWだよ、吹雪くんは」
「じゃああれは何だ！」
「今はまだDFなんだ」
「ッ―――どういうことだ！！」
「落ち着きなよ、染岡」
「チッ！」
Aは内心とても愉快だった。豪炎寺が来た時もこんな態度の染岡だったため。
ストライカーとしてのプライドを持ち、豪炎寺の実力を認め、自分は劣っていることを自覚している。だからこそ努力し染岡は力を勝ち取る。―――それでもどこかしらに眠る劣等感の中で、エイリア石の甘い誘惑に負けてしまったのかもしれない。
古株のホイッスルで染岡が強引に白恋中の陣内へと切り込む。白恋のDF陣は染岡の覇気にビビッて腰を引いて抜かれてしまう。
「あ〜あぁ〜、作戦はないにしろ、ありゃただの猪武者だな」
染岡は吹雪に突進していく。
「そいう強引なプレー、嫌いじゃないよ」
吹雪は笑みを浮かべながら染岡を止めにいった。
「�爛▲ぅ好哀薀鵐畢瓠�」
吹雪は氷上を舞うようにし染岡を氷漬けに弾かれたボールも華麗にトラップした。
(なんてディフェンス能力だ。あれを破るのは、かなり大変だぞ)
鬼道は吹雪の必殺技に驚いていた。
吹雪はボールを喜多海に渡すがすかさず風丸が奪い返した。風丸から染岡にボールが渡る。だが染岡のシュートコースに吹雪が立ち塞がった。
「防げるもんなら…防いでみやがれ！�爛疋薀乾鵐�ラッシュ�瓠�！」
青い龍が吹雪を襲う。だが彼は難なくドラゴンクラッシュを止めた。
「何ッ？！」
「そうか！ 吹雪はFWじゃなくて、すごいDFだったんだ！」
ドラゴンクラッシュを止められたことにより堪忍袋の緒が切れかかったのは、染岡は吹雪にスライディングをしボールを取りに行く。
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活字不足卍(プロフ) - 実は何度か主人公のデフォルトネームを変えようとしたことがある (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
SERARU(プロフ) - コメントさせて貰います♪最初から読んでいて、凄く面白いです！いつも楽しみにしています！私も真・帝国学園が楽しみなんですよね♪待ち遠しいですwww (2019年7月29日 5時) (レス) id: 3e7ed852f8 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - また、すみません！第033話はないのですか？ 前のコメの返事ありがとうございます！ (2019年7月27日 19時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - こんにちは！第032話にある｢隣では塔子が付かれたのだろう｣の付かれたのだろうは、疲れたのだろうではないでしょうか？ (2019年7月27日 19時) (レス) id: d3fece9e75 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - コメント失礼します｡35話の高根じゃなくて高嶺ではありませんか? (2019年7月27日 18時) (レス) id: 6d7ff987c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2019年7月24日 15時
