君が隣で笑ってくれるから - Ryouhei.A

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阿部side




『…気を付けてはいたんだ、Aの嫌がる言葉を言わない様にって…でも、無理して俺らに合わせて弱る姿見たら……気付いたら言っちゃってた』




神「…うん、」





『俺はそんなつもりなくて…傷付けたかったわけじゃなくて…でも、でも…っ』




神「…大丈夫だよ、？」




『Aが…、Aが倒れたりして俺らの傍から居なくなるのが…っ、怖かったんだ』



神「いなくならないよ、…」




『ほん…とに、本当にごめん』




彼女は脆い、そんな事はずっと一緒にいた俺が1番わかってたはずで



無理をしすぎて倒れたりして万が一の事でもあったら……



俺はどうなってしまうんだろう



今この腕の中にいる大事な人を無くしてしまうんじゃないかという不安に駆られて俺も涙が滲んでしまって



神「…亮平くん、」




『無理、しないで…っ、俺の傍からいなくならないで』




神「っ、…私こそ、ごめんね、？ただ…どうしても体力の差があるのが悔しくて、私さえ皆と同等だったら今以上にどんどんレッスンも数をこなせてファンの皆にも良いものを届けられる…私さえ、って1人で勝手に突っ走ってた…」




『…うん、』




神「皆は同じ歩幅で合わせてくれようとしてたのに…私一人が先走って追いかけなきゃって焦ってた、さっきだってそう、ひーが声掛けてくれた時に止めてればこんなことにもならなくて、…」




『…ん』




神「皆が声掛けてくれたのに、まだしなきゃ、追いつけてないって勝手な判断で続行して結局力尽きて、…全部全部わたしの我儘で結局皆を振り回した」




『そんなこと…』




神「あるよ、皆を心配させて…それに亮平くんにこんなに苦しい思いさせちゃった」




『大丈夫だよ…』




神「ごめんね、…亮平くんの言葉が嫌だったんじゃない…悔しかったの、…自分に対して嫌気が…さしちゃったの……っ、」




その言葉を聞けば安心して、そしてその言葉を言ったAも安心して2人で泣いて




『これからは本当に無理しないで。皆心配するのは当たり前だから』




神「ん、…わかった」




『でも、もう少ししたいなって時もあると思うし、その時はみんなで頑張ろ？』





神「…いいの？」





『勿論、俺ら皆で乗り越えよう』





神「…ありがと、っ」




2人で楽屋に戻り無事仲直りしたことをみんなに報告




宮「良かったよ」



岩「ん、これから無理すんなよ？」



佐「これにて一件落着でありまーす！」

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