ど ん な 景 色 で も ページ45
重岡「小瀧じゃなくてさ…俺の事好きになればええのに……」
「えっ……?」
涙で濡れた顔で俺を見つめる。
スッ…
重岡「そしたら…Aちゃんが苦しむ事なんて、ないのに……」
俺は、Aちゃんの涙を拭った。
重岡「そんなに、小瀧がいい…?そんなに、好きなん…Aちゃんが苦しむだけやのに……」
「……あの時、大毅くんが彼氏だったら…幸せにしてくれたっ…?」
Aちゃんは、涙目でそう言う。
重岡「えっ……」
「……あの時、出会ったのが大毅くんだったら…どんなに幸せだっただろうね…」
「……私がこんなに悩む事も、なかったかも…」
重岡「Aちゃん……」
Aちゃん、わかったで。俺……
___ 小 瀧 に は 勝 て そ う に な い わ 。
だから、せめて…せめて、Aちゃんの傍に、居らせて。
重岡「……泣けばええよ、誰にも言わんから…俺が、受け止めてあげる。」
「大毅、くんっ……」ポロッ
腕の中で涙を流すAちゃんの背中を優しく叩き、言う。
重岡「……いつでも頼ってくれてええから…Aちゃんが辛い時、悲しい時は…俺が傍に居るよ。」
利用してくれればいい。それでAちゃんが幸せになるなら、それでもいいから……
___ こ れ 以 上 、 傷 つ か ん で …
そんな俺の想いが届くように、願いを込めて…Aちゃんを強く、抱きしめた。
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R y u h e i × R y o .(プロフ) - のんのんさん» ありがとうございますっ!歌詞、足りるかな…笑 完結には絶対持って行くんで、これからも宜しくお願いします!!(´˘`*) (2017年1月15日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - あと13話程? 頑張って下さい! (2017年1月15日 1時) (レス) id: 270b514508 (このIDを非表示/違反報告)
R y u h e i × R y o .(プロフ) - 桃jasさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ですが、これからも宜しくお願いします(*^^*) (2017年1月13日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
桃jas - この小説好きです!! (2017年1月12日 18時) (レス) id: e36cd9e327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R y u h e i × R y o . | 作成日時:2016年12月29日 2時