おいで、恋愛しようか『LIP×LIP短編集』

〜お話の裏側〜『愛蔵』 ページ39

『キャパオーバーは突然に』





「そういえば愛蔵」



「ん、どした」



「結構スタイリッシュに登場してくれたけどあの演出どうやったの？」




「.....あー......えっと.....」




「なに？なんか怪しい！」





「大家さんに協力してもらっただけだよ！！あ、このマンションの窓を外側から開ける裏技も教えてもらった」




「ええ！？どうやって！？」



「........知りたい？」




「うん、是非に」




「じゃあ等価交換ね、キスで」



「！？....さっき散々したじゃん！」






「あれぐらいで足りると思うー？いいからとっとと来い」




「ちょっと！待って！」




「ん？どーしたの口大きく開けて。分かった！デイープキスがいいんだろ！しょーがないな」



「違うわあああ！！！！」









＿＿＿＿＿＿＿＿＿


『甘えたがりサイレント』


「なあお前、そういえば熱あんじゃねーの？」


「あ.....ヤバイそーだったわ.....」




「おっと！......あーあ熱上がってるだろこれ」



「ごめんよ......」




「いーよ。取り合えずキスしてくれたら許してやらないこともない」



「あれ、始めの『いーよ』ってなに？読者様絶対私を許した感じに思ったよ？そして私も思ったよ？」




「え、いいのか？ありがとーじゃあたまにはAからしてくれるよな？」




「私からの質問は一切無視かい？」



「好きだよ」




「ｧ」





＿＿＿＿＿＿＿＿＿



こんな感じに仕上がりましたね




舞台裏的な？書こうとは前々から思ってたんです





愛蔵編でした！

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