ロメオ ページ11
耳にまでたどり着いてきた心臓の音
いったい自分は何をしているのか
貴「ぁっ........え......その......」
一方勇次郎は開いた口が塞がっておらず、顔を少し赤くしていた
でも何かに気付いたようにハッ、となると
貴「?.....どうs.....きゃ!?!」
何故か勇次郎に抱き抱えられた
彼はそのまま歩き出し、私はベッドにそっと下ろされた
起き上がると勇次郎は私の目の前に座った
「.....ほら、白状しなよ」
「え?」
「とぼけないで。どうせ何かあったんでしょ?」
真剣な瞳に見つめられて一瞬たじろぐ
勿論ある。寝てしまいたくないのだ
「.......嫌な夢を見るの、役立たずって捨てられる夢。私ってドジだからいっつもいいことできなくて」
「............そんなことだろうと思ったよ」
勇次郎はひとつ息をつくと私を片手で抱き抱え、布団の中に入った
頭ごと
暗くて何も見えないけど
勇次郎が私を抱き締めてくれていた
「Aは怖がりだからね、可愛くて守ってあげたくなっちゃうんだよ」
「.....怖がりなんかじゃないもの」
「嘘は駄目だよ。朝までこうしてあげるね」
安心しきった私は眠りについた
ーーーーーーーーーーーーー
腕の中で眠っているAの顔を見る
安心してくれたのか少し微笑んでいた
そんな顔を見て、クスリと笑う
「......そうやって笑ってて。こんなに人を好きになったの生まれてはじめてだよ」
ふと窓を見ると朝日が昇っていた
起こさないように静かにベッドから出る
「......おやすみ......って朝だけど」
もう一度笑い部屋をあとにした
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ソーダ - 凛さん» うわああああ!!!ごめんなさい!!更新遅すぎた上に内容が.....イマイチで.....(泣)ありがとうございます凛さん!!! (2018年5月22日 18時) (レス) id: 995cf675ed (このIDを非表示/違反報告)
凛 - お話でした!すみません.... (2018年5月21日 19時) (レス) id: 9ba27b7b63 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - おぉぉぉ!やっと更新されましたね!!小さいけど大事件お気に入りなので嬉しいです。これからも、キュンキュンするおナシを作っていってくださいねー応援しています! (2018年5月21日 19時) (レス) id: 9ba27b7b63 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - カノン♪さん» ひえー!!すんません恋始ばっかり更新しているもんで今気付きました(泣)!!ほんとありがとうございます!!『小さいけど大事件』はあともういっこ続きを更新するので少々お待ちを!!! (2018年4月23日 23時) (レス) id: 995cf675ed (このIDを非表示/違反報告)
カノン♪ - なんなんですか!この作品は!神すぎやしませんか!?お気に入りは『独占欲と所有欲』と『小さいけど大事件』です!更新ガンバです!!ソーダさんの作品見ないと一日が終わりません! (2018年4月18日 17時) (レス) id: 68b3d0d765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソーダ x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月6日 23時