今日もあなたに伝えます。6 (ページ8)

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平野先生「明日寝坊したらおいていくからなー」

明日はいよいよ修学旅行。
楽しみなようで、少し不安…笑

クラスの子たちが帰った瞬間
先生が話しかけてきた

平野先生「俺を待ってんの？」

A『ﾌﾌ…待ってたのは先生でしょ？』

平野先生「バレたか…笑」

A『何か言いたいことあったの？』

平野先生「今日俺ん家くる？」

え…？

突然の先生のお誘いに戸惑いを隠せなかった
だって、先生の家に行くって事は
泊まるわけで明日も一緒に来るってことだよね？

A『…隠す気ないでしょ』

平野先生「はは笑俺は隠す気ないよ？隠したいのはお前だろ？」

A『私が隠さずベラベラ喋ってたら先生もうクビになってますよ』

そう言うと、先生が私の前に来て
しゃがんで指を絡まさせてきた

平野先生「逆にさ、卒業まで待ってて？の方が辛くない？」

A『え？』

平野先生「本当は今すぐにでもお前と結婚して、お前を閉じ込めておきたいぐらい…俺は好きなんだけど」

A『…先生、』

先生がそう思ってるなんて
知らなかった。

今までは私が子犬みたいに
先生にひっついて
呼ばれたらすぐ行って、お互いの気持ちなんか
理解しようともしなかったのに…

A『…私も先生の事好きだよ』

平野先生「え？」

A『…なぜか先生と居ると不安がないの。前の先生じゃなくて素直に気持ちをぶつけてくれる先生が好き』

私がそう伝えると
先生はだんだん笑顔になって
照れていた。

A『でも大胆な行動はやめてね、クビになるなら私が卒業した後だよ？』

平野先生「今すぐにクビになって結婚する？」

A『先生しつこいよ』

平野先生「…はい。すみません」

多分私は、しつこい先生も
大胆な先生も好きだけどね。

平野先生「で？俺ん家くる？」

A『どーしよっかなぁー』

平野先生「ﾌﾌ…強制だけどな」