今日もあなたに伝えます。6 (ページ12)

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平野先生「お前ら…黒板落書きのグループじゃん」

空港に着いて
先生たちが、生徒の点呼をしている時
いつも先生に怒られているメンバーが
先生をいじっていた

A『ﾌﾌ…』

廉「何見てるん？」

A『え、…ううん、何も見てないよ？』

廉「ふーん」

廉は相変わらず普通に接してくれるけど…
まだ無理だよ、気まづいよ

「廉くん」

私と廉が話していると
必ず佐倉さんはやってくる。

何が嫌なんだろ…

佐倉さんの気持ちがいまいち理解できなかった。

A『私、あっちいくね？』

前の方に行こうとすると
廉に腕を掴まれた

ゆりこ「…ねぇ、」

廉「お前はここにおれ」

A『…佐倉さんに悪いし、』

廉「別にいいやん。ほっといたら」

廉はそう言うけど…
私はそうは思わなかった。

だって少なくとも、佐倉さんの
傷はまだ残ってるはずだから

A『あの、さく…』

平野先生「おい。早く手離せよ。点呼するぞ」

私が佐倉さんに話しかけようと
すると片方の腕も掴まれていた

そうだった…廉と話していると
必ず来る人もうひとり居た。

先生…

廉「お前に指示されたないんやけど」

平野先生「先生なんだから指示するでしょ」

A『もー…いい加減にしなよ。このやり取り何回したら飽きるの？』

廉「俺が誰の手掴もうが勝手やん」

平野先生「ダメだよ。Aは俺の。もうお前のじゃないんだよ」

A『…ちょっと、』

チラッと佐倉さんを見ると

あの頃の私と同じ顔をしていた…

まぁ私の勘違いかもしれないけど…

佐倉さんを見ているうちに
さっきまで先生と言い合いしていた
廉がどっかに行っちゃっていた

平野先生「はい、A。点呼するよ」

A『ﾌﾌ…また怒ってるの？』

平野先生「…うん。」

先生の嫉妬どーにかならないかなぁ笑

かわいいからいいけどね笑

点呼が終わり皆で
ホテルに向かった。