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3年生に上がってから
みんな受験勉強や部活で忙しくなって
集まる機会が無くなっていた
廉とも一緒に帰ることも少なくなって
最近は学校が終わったらすぐに
家に帰って勉強をしていた。
いつもは今日あの勉強しなきゃとか
考えながらかえるのに
━━ 何日でも何ヶ月でも何年でもずっと待ってるよ
って言葉が離れなくて
A『…あ』
そう思っていると
最近新しく出来たチョコレート屋さんの
前でたちどまってしまった
甘くていい匂いだし…
A『…タイミングよすぎでしょ、』
こうゆうのんって
ドラマでよく見てるやつだよね？笑
そんなの絶対ないよ！なんて
言ってたけど…
ドラマみたいな事今起こってるよ…
先生…まだ待ってるのかな
私のバレンタインチョコ
本命が欲しいって言ってたけど
それって私じゃなくても
本命ならいいって事だよね？
「おねーーさーーん！
新作のチョコレートいかがですかー？？」
A『はぁ…買うか…』
私、弱いんだよなぁ…
声かけられて新作だなんて言われたら
買わないって思ってても、
なんか体が勝手にお店の方に行っちゃって
結局、買っちゃうんだよ…
「今、新作の6つ入のハート型のチョコレートがあるんですけど全部味が違うんです！数量に限りがありますのでいかがですかー？」
A『…あ、1箱ください』
「ありがとうございます！！」
先生の思惑通りに
行ってしまいそうな予感がする…
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作者名：nozomi x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=NonSS0601
作成日時：2020年7月26日 18時
