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絶対に痛いであろう衝撃に備えるにしても
受け身なんてとれるわけもなく
ただ目を瞑って痛みを待ったのだが
少し痛かったのは小さいとは言えない尻くらいで。
「ジョング…！」
「シーッ！」
衝撃は全て背後のジョングクが受け止めたようだ。
本日二回目だがそんな事はどうでも良い。
シーッと言って人差し指を手に当てる
ポーズを見せるのはまだ良い。
でもこの状況は全然良くない。
「絶対バレないから、
静かにしてて。」
動こうとした私をその力のありすぎる腕で掴まえて
自分に引き寄せるとしっかり固定した挙句
耳元でボソボソと。
絶対なんてどこからそんな自信がわくのか。
床まで付きそうなくらい長い紺色のカーテンを
ジョングクが長い脚で器用に移動すれば
私とジョングクのいる空間だけ少し薄暗くなる。
背中にも肩にも
ジョングクの体温がピッタリとくっ付いていて
そこだけ温度が上がるのが分かる。
「ジョン…グガ…ちょっ」
途切れ途切れに出る小さな言葉は
完全に動揺が浮き彫りで
変な汗が行き場のない手にじわりと滲む。
「ヌナ」
私と同じくらい小さなジョングクの声が
右肩にジンと響く。
「俺今すっごいドキドキしてるんだけど。」
右肩よりも右耳により近い場所から
そう聞こえて体温が急に上がる。
ずっと密着してる背中にも
私に巻き付いてるジョングクの腕な部分も
床に付いたままの両手も
真夏の様にじっとりとしているに違いない。
ただジョングクのその言葉の意味を
考えられないくらい
混乱してるのは確かだ。
答えられず顔だけゆっくり声の方に向ければ
まだメイクをしたままのジョングクの顔が
想像より近くにあって
"駄目だ"と頭の中でサイレンが鳴った。
聞こえるか聞こえないか
囁く様にもう一度"ヌナ"と言ったジョングクの目は
私の唇に向けられていた。
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うん - セリフの前に名前が無くて読みずらい🥹登場人物が多いから区切りつけて欲しいです🥹 (2023年2月23日 7時) (
レス) id: a404a2b4d8 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - ぱんださん» こんばんは！いつもありがとうございます。私もゆるゆると書いていくので、気長にお付き合い下さると嬉しい限りです(笑)紆余曲折ありそうですが、見守って下さいね。 (2021年9月27日 0時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ(プロフ) - のぐりさん、こんばんは。今回もすごく引き込まれながら読んでます。この後の展開楽しみ〜！くっついてくれたらいいな〜と淡く期待しながら(笑)更新楽しみに待ってますね。あっ、全然まてるのでのぐりさんのペースで！！ (2021年9月26日 23時) (レス) @page39 id: 5af68208b2 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - amoさん» こちらこそいつもありがとうございます。ご期待に添えられるか分かりませんが最後まで完走頑張ります。 (2021年9月19日 22時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
amo(プロフ) - わわ！新作だ…今作も楽しみに読ませていただきますー！癒しの供給感謝です…！ (2021年9月17日 23時) (レス) id: 23a390d558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぐり
| 作成日時：2021年9月17日 23時
