第三百六十ニ訓 ページ9
辺りが静寂に包み込まれている。
まあ要約すると、銀時君を心配して新ハ君と神楽ちゃんが町へ探しに行ったのだ。
ま、心配っつっても感染してないかの心配だけど。
(感染してたらまたややこしい事になるしな…してなきゃ良いけど…)
肘をついて、少しの間考える。
テレビでも付けようかと立ち上がった所で。
________ガラガラガラッ、
『!』
万事屋の扉が開いた。新八君達が銀時君を連れて帰って来たのかもしれない。
バタバタと玄関の方まで駆けていった。
『新八君どうだっ、た…』
だが、そこに居たのは新八君でも神楽ちゃんでもなく。
______『銀時、君………』
銀時君だった。
銀時「おー、ただいま」
『あっ、お、おか、えり?』
警戒したが、普通にいつもと同じだったので拍子抜けしてしまう。大丈夫そう…っぽい?
『ええと…お疲れ様?』
銀時「おー。なんか今の会話夫婦みてぇ、だな」
アッ、通常運転だね安心したー。
『とりあえず買い物袋はリビングにおいて…』
背を向けて歩き、リビングについたその瞬間。
_________ドサッッ、!!!
『ぅわ!?』
ソファーに思いっきり押し倒された。
背中にふわふわのクッションが当たる。柔らかいとは言え痛い。
『っ、何__』
衝撃で瞑っていた目を開けると見えたのは、
お察しの通り…銀時君。
しかも顔が赤くて、息が荒くて、体温も熱くて。
って、感染してんじゃねーか!!!!!
『待って銀時君ッ、君、感染してッッ』
銀時「は…感染するとこんな感じなのか…熱ぃしお前から、なんか…甘い匂いする…食いてぇ…」
『私は食べ物じゃないんだけど!?!?ちょっ、欲望に負けないで銀時君!!ッひゃ、首舐めないで!』
首筋に舌が這う。
舌は熱く、ぬるっとしていた。
肩をピクリと跳ねさせると、更に舌は荒く舐め上げてくる様になり、しかも段々下に下がってくる。襟がずり落ちてくるせいで肌があらわになった。
『っ!や、待っ』
銀時「待たねぇ」
色気ヤバいんだけどこの人誰!!!?
ー
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きょ - いやん❤️センシティブ❤️ (1月17日 20時) (レス) @page5 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
かっち(プロフ) - めっちゃ好きです……。今一気読みしている途中なんですが、ここの章を何回も読んでしまいますw 夢主ちゃんが神楽ちゃんを攻めて、赤くなっちゃう神楽ちゃんとそれに嫉妬する沖田君たちが見たい…!!もちろん書けとは言いません!応援してます!! (2023年2月26日 19時) (レス) id: 1b6cbbdaba (このIDを非表示/違反報告)
mia - 作者様神っす!ヤァバイ最初のイチャイチャが…(鼻血)これからも応援させて頂きます!!👍 (2021年10月3日 20時) (レス) @page4 id: 220694a240 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 神楽ちゃんのハーフツインテが見たいーーーー‼️ (2021年9月20日 14時) (レス) id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 仲いいナお前ら↓ (2021年9月20日 14時) (レス) id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年1月27日 22時