翔side ページ39
考えたくもない話し合い…
それでもやらなければならないことだった。
それは、嵐とニノの今後について。
車椅子生活で、疲れやすいニノはもう、今まで通りの嵐としての活動は愚か、芸能活動さえ難しかった
何度もニノの家に集まって、いくつもの選択肢をだして話し合った
結果的に、実現できる選択として残ったのは
・嵐としての主な活動は４人で、参加できることはニノも参加する
・ニノにあわせて、全員で活動を縮小する
・嵐の活動を終了する
・ニノのみ嵐を卒業する
一番下の選択肢はニノ以外の４人は入れることを拒んだけど、ニノが無理矢理選択肢にいれた
「俺だけ脱退する」
ってニノは言ったけど
松潤が
「もしそれがあるなら脱退じゃなくて卒業だ」
と言って最終的に選択肢に入ることとなった
どれを選んで決断したとしても辛い苦しいことでしかない。
そんな苦しい決断のための話し合いを何度もしなければならないことが、俺らをより苦しめた。
和「俺はね、嵐は続けていって欲しい。みんながどんなに違うって言ったって俺のせいで嵐がなくなるのは絶対に嫌。」
雅「でもさ、嵐は５人で嵐なんだよ？いいの？４人でも嵐だなんて俺は言いたくない」
ニノの気持ちも、相葉くんの気持ちも痛いほど分かる
潤「気になるのがさ、できることはニノも参加、とニノに合わせるはさ、実際ニノに何ができることになんの？」
松潤の鋭い指摘にハッとする
確かに、ニノにできることはほとんど残されていない
番組収録、コンサート、どれも難しい。
テレビ出演はできるとすれば、特番を組んだりスペシャルなんかで最大限ニノに配慮した収録を行うこと。
曲なんかは、歌録りだけなら問題ないだろう。
あと、ラジオなんかは声だけなので比較的やりやすい。
みんな考えこんでいると「あのさ…」と遠慮がちにニノが声をあげた
和「やっぱ俺、みんなの足引っ張るのは嫌だ。でもね、嵐をやめるのって…もっと嫌。だから、我が儘かもしれないけど嵐はやめたくない。だから、たまにでいいからみんなでテレビでたり…したい。」
智「いいんじゃない？ニノがやりたいなら。今まで通りは無理でも５人でやっていこうよ」
智くんが賛成したことで、話し合いはまとまった。
ニノは嵐のメンバーのまま。
全ての活動を共にできなくなっても、いつまでと５人でいられる。それがとにかく嬉しかった。
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英望愛 - 今さらのお返事ですいません。コメントありがとうございます。作品、楽しんでいただけて嬉しいです。私の体調については移行前にまた書かせていただきます。ご心配していただきてありがとうございます。 (2020年8月23日 20時) (
レス) id: 511acc1b86 (このIDを非表示/違反報告)
二宮彩(プロフ) - いつも作品読ませていただいてます。お大事にしてください！続き楽しみにしてますね！ (2020年7月13日 20時) (レス) id: eb3cbc1812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：英望愛 | 作成日時：2020年5月21日 17時
