翔side ページ38
和「家だーー！！」
久々の帰宅に胸を踊らせるニノ。
潤「勝手にやって申し訳ないけど、リフォームして部屋も片付けといたから」
部屋の廊下に手すりや、玄関の小さな段差、ニノの住みやすいようにした
和「手すりもあると、多少は歩いて移動できていーね。ありがと」
翔「今日は珍しく素直だね」
いつもは天邪鬼なのに。
和「あのねー、決めた。」
突然、宣言するように話しだした
和「俺さ、ずっとみんなに頼るの嫌だった。頼らなくても生きていけるって思ってた。
でもねー、こうなってみて無理だってわかった。みんなが頼ってくれていいよって言ってくれるし…だからねーもっと頼ってみようって思ったの」
ホントに久しぶりのニノ素直な言葉に、ちょっとうるっときた
和「だから、よろしくね」
ペコッと頭を下げるニノに、俺もみんなも嬉しそうだった
＊
ニノが帰ってきたこの日はちょうどニノの誕生日の１週間後だった
だからみんなでお祝いしようってことで松潤が夜ご飯、残りの3人はケーキを作ることになった
主役のニノは、手術の影響で疲れやすくなっていて部屋で休むといって、行ってしまった
翔「ねぇ、松潤これでいいの？」
料理ベタの俺と、料理はできるけどケーキは作らない相葉くんと智くんとではなかなか進まず、夜ご飯担当の松潤に聞きまくっている
潤「何のために担当わけたのさー。ほぼ俺が指示してるけど」
生クリームの泡立ての限度が分からず、あたふた
智「もう俺わかんねーや」
ちょ、智くん諦めないでよ…
＊
なんやかんや揉めながら、誕生日ディナーとケーキが完成
途中からニノはリビングのソファーでこちらの様子を伺っていた
潤「よーし、じゃあ食べようか」
５「いただきます」
松潤特製のチーズインハンバーグ
和「うまっ！」
潤「よかった」
そういう松潤の顔はものすごく嬉しそうだった
そして、問題のケーキ
旬はちょっと過ぎたけど、スーパーで真っ赤な苺を買って、
甘ったるいものは嫌っていうニノのために甘さ控えめのクリームでショートケーキを作った
和「すごーい！潤くん以外のみんなでよく作れたね」
潤くんが指示していたのを知っていてかニヤッとして言ってきた
和「俺も34かー、まだまだがんばらなきゃね」
＊
でも…
『元気な』ニノ誕生日を祝えたのは、この年で最後だった。
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英望愛 - 今さらのお返事ですいません。コメントありがとうございます。作品、楽しんでいただけて嬉しいです。私の体調については移行前にまた書かせていただきます。ご心配していただきてありがとうございます。 (2020年8月23日 20時) (
レス) id: 511acc1b86 (このIDを非表示/違反報告)
二宮彩(プロフ) - いつも作品読ませていただいてます。お大事にしてください！続き楽しみにしてますね！ (2020年7月13日 20時) (レス) id: eb3cbc1812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：英望愛 | 作成日時：2020年5月21日 17時
