【ハイキュー】音駒の3年マネージャー① (ページ36)

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「Aが猫又先生と面談するって聞いたんだけど」

部活前、部室で運動着に着替えていると、夜久がお前なんか知ってる？と俺に向かって問いかける。

今度は何したの？と研磨が呆れたようにこちらを見てくるので、部活引退の話が出る前から何となく考えていたことを俺はポツリと呟いた。

「…アイツ、部活辞めるかもな」

そんな俺の言葉に、部室に居た全員がギョッとした顔でとても動揺しているのがわかる。

「え！？Aさん引退しちゃうんですか！！」

なんでなんでとすぐさま騒ぎ出すリエーフに、夜久が落ち着け！といつも通り一蹴り入れるが、今回ばかりはそれだけで騒ぎは収まらず、いやだいやだと犬岡たちも首を横に振る。

山本に至っては何を想像しているのか、しっとり涙を垂れ流しており、福永と研磨、手白も珍しく驚いたように俺の話の続きを待っていた。

「あちゃー…」

まさかここまで部がAに依存していたとは。

どこから話し始めれば冷静に事態を受け止めてくれるか、俺は話の出だしを少し考えてから口を開いた。

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