ウチの子【K.Ninomiya】 (ページ23)

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飲み会 ① ページ23

A「かずくん！もう起きないと、マネージャーさん来ちゃうよ？」

「……ん。」

朝、いつものようにウチの子の可愛い声で目が覚める。

Aと出会う前は、マネージャーが来るギリギリまで寝て、10分くらいで用意して現場に行くって感じで、朝ご飯なんて食べなかったけど、今は毎日ように温かいご飯が用意されてる。

寝起きで少食の俺でも食べれるように、何種類もある料理が少しずつ盛られているのを見ると心がほっこりする。

あぁ、俺のことすごく考えてくれてるんだなって。

A「ほら、かずくん！ご飯出来てるから食べよ？顔洗って服着替えておいでね？」

「ん～起きる。けど、おはようのチューして？」

A「も～！しょうがないな～(笑)」

そう言いながらもチュってしてくれるA。
ほっぺに。

「……え。何でほっぺ？」

A「え？ダメ？(笑)」

「ダメでしょ。ここにする決まり。」

って言って自分の唇を指差す。

途端に顔を真っ赤にして、

A「か、かずくん！ご飯覚めちゃう！」

って逃げようとするから。

……くくく。可愛いやつ。

でもダメ。逃がしてやんない。

俺に背を向けてリビングに行こうとするAの腕を掴んで引き寄せる。

A「わっ！？」

体制を崩してベッドに転がるAの上にまたがって、ロックオン♪

A「ちょっと！かずくん！」

「正しいおはようのチュー教えてあげる。」

そうしてAの唇に自分のを重ねる。

何とも言い難い幸福感。

当たり前のように俺の隣にいつもいてくれるこの子が愛おしくて、更に深くなるキス。

A「……ん。…っか…ず………くん。」

朝から激しいキスにAは息もすぐ切れちゃって(笑)。

そんなAが可愛くて、許してあげることにする。

「んふ♪やり方わかりましたか？お嬢さん。」

A「もう！かずくんのバカっ！」

そう言って頬を膨らませて俺を押しのけリビングへ走って行っちゃった(笑)。

ちょっと…可愛すぎやしませんか？(笑)。