ウチの子【K.Ninomiya】 (ページ13)

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③ ページ13

A「あ！うちわはやっぱりかずくんの名前入れたやつ持って行った方がいい！？それともメンバー全員！？」

「…はい？」

A「だって行くからには、行けなかったファンの子達の分も全力で応援しなきゃ！楽しみー！」

「いや、アナタね。うちわはワタシの名前にしなさい？他のメンバーは絶対ダメ！！」

A「え、何で？嵐のコンサートに行くのに？」

「いや、そうだけどさ。一番はワタシでしょうよ？」

そうやって口を尖らせてみる。

A「…かずくん、もしかして…拗ねてるの？」

「拗ねてなんかないわ！」

A「え、だって耳赤いもん！」

「赤くないわ！ちょっ！？バカ！触んな、くすぐったい！」

Aが俺の耳たぶをフニフニ触ってくるもんだから、くすぐったくて慌てて押さえ込む。

A「ちょっと！かずくん！」

「もう…アナタね、少し黙って。」

Aが潰れちゃうんじゃないかってくらい、ギュッて抱きしめる。

「俺ね、メンバーのことすっごい大好きだから、嵐が好きって言ってくれるAには本当に感謝。だけど、アナタのことはもっと好き。だから、よそ見しないで、ワタシことちゃんと見ててよ。」

A「そんなの…当たり前じゃん。かずくんが、一番だよ？好き。…大好き。」

「はぁ～…」

A「ちょっと！何で溜息！？今はキュンってするところじゃん！」

「…アナタくらいよ。俺の感情こんなに掻き乱すの。好きすぎて、おかしくなりそう。」

A「かずくん…んふふ♪」

「何を笑ってるのよ。」

A「こんなかずくんが見られるなら、やっぱりうちわはメンバー全員のを持っていかなきゃ！」

「…………。」

……はい、前言撤回(笑)。