午後4時30分

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そんなこんなで梓沙ちゃんに手を引かれ、見に行くことになったバスケットボール部。


小学校の頃少しだけ私もプレーしていたけれど、今となってはドリブルはさておき、シュートなんて出来る気もしない。









体育館を覗くとそこにはざっと20人くらいの部員さんがいた。


まだ部活が始まる前みたいで、部員さんたちは思い思いにバスケをしている。









体育館に響くボールをつく音。


キレイにゴールに吸い込まれていくボール。


楽しそうにボールを追いかける部員さん。









何だかドキドキした。


よく分からないけれど、コレだ！って思った。









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「梓沙ちゃん」


「ん？どうしたの？」


「私、バスケ部のマネさんになる」









〜〜〜









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あれから梓沙もいっぱい迷った末に私と一緒にマネさんをすることとなった。









そして、今、あの時は思いもしなかった、“先輩への恋”もしている。

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