午後4時30分

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第3ピリオド、第4ピリオドとどんどん差を広げていく私たちのチーム。


もちろん北斗先輩だけじゃなくて、ほかの先輩たちも凄い。


隙あらばスティールを繰り返し、そのままレイアップシュート。









特に樹先輩と北斗先輩のペアはチームを引っ張っている。


顧問の先生もそのペアがお気に入りみたいだ。









流石に試合をフルでプレーするなんて出来るわけもないから何度か交代しながら、北斗先輩は出ていた。









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第4ピリオドのラスト2分。


第3ピリオドをフルで出場した北斗先輩は、第4ピリオドにはまだ出ていない。









「じゃあラスト、北斗いけるか？」


「はい、いけます」









顧問の先生に声をかけられ、もう一度コートへ戻った先輩。


ここまでの疲れを見せることも無く、2分の中でスリーポイントシュートとレイアップシュートを1本ずつ決めた。









「5、4、3、2、1」





私たちマネージャーの残り時間のカウントダウン、


そして、試合終了のホイッスルが鳴り響いた。









ゲームは68対29で私たちの学校の勝ち。









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ベンチに戻ってくる先輩たち。









「お疲れ様です、北斗先輩」


「おう、ありがとう」









こんな些細な会話1つで、


やっぱり好きが募っていくんだ。

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