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慎「んっ、うま！」
「でしょ？初めて食べた時衝撃だった！」
慎「これはヤバイ、美味すぎる」
壱馬達は三人で街へと繰り出してしまったから
私と慎は二人で京都の街をぶらぶらして
歩き疲れて、スマホで調べたお店に向かった
美味しいと言われているアイスクリームのお店で、昨日も食べたじゃん、という慎
スプーンにすくって一口あげると、口に入れた瞬間美味しさに驚いていた
「美味しいでしょ〜、あーん」
慎「っ！！あーん…」
返されたスプーンにもう一度アイスをすくって食べさせると、一瞬目を見開いて、素直にもぐもぐ
男の子だけど、可愛い…って思うの、変かな？
慎「次行きたいとこある？」
「んー、そうだな…」
慎「もし無かったら、行きたい所あるんだけど」
「そうなの？勿論、行こう！」
アイスを食べ終わったら少し歩いて、
二人で電車へと乗り込んだ
私が行きたい所に全て優しく付き合ってくれた慎が、初めて示した場所
どこに行くのか聞いても、
秘密、と言ってはぐらかされるけれど
慎「疲れてない？大丈夫？」
「うん、平気だよ」
そうやっていつでも私のことを気遣いながら
今日行った場所やお昼に食べたお蕎麦の話
叔父さんが翔吾さんと仲良くなりすぎて、沢山のツーショットを撮っていた話
色んな話を、二人並んで座りながら
小さな声で話して、笑って
あぁ、心地いいなって
私は、慎とずっと一緒に居たいって
こういう時に思うんだって、実感する
もう少しで夏が終わっちゃうんだ
口に手を当てて笑う慎を見て、何度そう思った事か
慎「あ、着いたよ」
「ここ？」
慎「そ、ちょっと歩くから、足疲れたら言って」
四十分ほど電車に揺られて駅を降りると、観光客のような人はまばらで、行きたい場所の想像が全くつかない
でも、どこか楽しそうな表情で隣を歩く彼を見ると、どこでもいいかな、なんて
恋は盲目って、説明するならきっとそんな感じ
しばらく歩くと、見えてきたのは
「……慎、ここって…」
慎「ごめん、歩かせて」
「…ううん、凄く綺麗」
視界いっぱいのオレンジ色の空の下には、さっきまで私達が居た京都の街が広がっていた
所謂、息をのむような絶景
慎「二人で来たくてさ」
まだ陽が落ちるのが遅い夏の日
落ちかけている夕日が、慎の顔を綺麗に照らした
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MAO - とても素敵なお話で、一気に読めました！ (2020年1月11日 22時) (
レス) id: 7e55f29c35 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 蘭さん» 楽しみでたまらないです！待ちきれません (2019年8月10日 16時) (レス) id: 772a3fabcd (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - ★さん» 物語が思い浮かんだら、再び慎君で書かせて頂こうと思っています！楽しみに待っていて下さったら嬉しいです(^^) (2019年7月19日 0時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
★ - また慎くんで書いてください！ (2019年7月15日 21時) (レス) id: b78fe88ec4 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - shyboyz17mさん» 最後まで読んで下さり、こちらこそありがとうございます！すごく嬉しいです泣 (2019年3月25日 23時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭
| 作成日時：2018年9月10日 1時
