１３話 ページ14
ーーーー…
｢なぁ來栖。｣
｢なに？切島くん。｣
｢お前、爆豪と付き合ってんだよな？｣
｢そう…だと思うよ？｣
｢なんで來栖自身のことなのに疑問系なんだよ。｣
昼休憩直前。
私の前の席である切島くんが椅子ごと振り返り、私にこんなことを話しかけてきた。
付き合ってるのか、かぁ…
どうなんだろう、まぁ表向きでは付き合ってることを装ってるわけだから、付き合ってるって答えるべきなんだろうけど、いつか別れるんなら言っても言わなくても意味無いだろうし…
勝己が本当はどう思ってるのかわかんないし。すし、って言ってきた可能性も無くはないし。いや流石に寿司は無いんじゃないかな〜…とは思うんだけど。
｢じゃあ來栖は爆豪のこと好きなの？｣
｢…｣
こ、困る質問だ。
私はここでなんて答えるべきなんだ。
切島鋭児郎くん、そんなにまっすぐ私を見つめないでおくれ、後ろめた過ぎて視線を逸らしたくてたまらないよ私。
でも、ちゃんと答えるべきだよね、好きって。
たった一言だ。
好き、好きって…言わなきゃ。
いうんだ私。好きって…
｢私は………んグッ！？｣
｢おい。｣
言おうとしたその瞬間、背後から誰かに口を塞がれた。
私の口を塞いだその大きい手のひらから、微かに甘い香りがした。嗅ぎ覚えのある、あの人の香りだ。あの人の個性の、ニトロの匂い…
｢余計なこと言ってんじゃねぇクソ髪。｣
｢ば、爆豪…俺はただ喋ってただけだって…な？來栖！｣
切島くんの問いかけに、私はコクコクと首だけ動かし数度頷く。勝己に口を塞がれているため喋れないけど、どうやら勝己は私の返答に気づいたようで、切島くんにそれ以上何か言ったりはしなかった。
背後から聞こえてきた勝己の声は驚く程低かった、絶対怒ってる。いつもの如く何に怒ってるかはわかんないけど。
え、マジで何に怒ってるの？切島くんと話してただけですけど…？
｢いくぞA。｣
｢私に選択肢は…｣
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レルル - あ、すんません196って2乗でした死んできます (2018年7月31日 8時) (
レス) id: dcaaa97ec7 (このIDを非表示/違反報告)
レルル - 4の4乗は196ですよ〜。 (2018年7月31日 7時) (レス) id: dcaaa97ec7 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - ニッシー(=´∀｀)さん» コメントありがとうございます、楽しんでいただけて私も嬉しい限りです、今後も楽しんでもらえるように更新頑張らせていただきます…！ (2018年6月25日 17時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
ニッシー(=´∀｀) - 楽しい！ (2018年6月22日 21時) (レス) id: e4fd1957c8 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» 迷惑だなんて、そんなわけないです。私の書く作品を好きだと言ってくれて、その上リクエストをくれるなんて、全てのお言葉が嬉しかったです。応援もありがとうございます、コナさんの、そのお言葉一つ一つが励みになってます、今後も頑張らせていただきます…！ (2018年6月17日 0時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月12日 10時
