第287話…出会い ページ37
ユウ視点
ユウ「初めまして。メールを送らせてもらったユウです」
僕はアリスやそのそばにいる人に頭を下げる。
アリスは席から立ち僕らに向き合う。
アリス「アリス・シンセシス・サーティです」
敬礼をするアリスの姿をAとかさね思わず涙が出てきそうになったが
全力で我慢した
キリト「俺はアリスの友人の桐谷和人だ。キリトって呼んでくれ」
アスナ「結城明日奈です」
キリト「で…知ってると思うけどこの人が凛子教授」
凛子教授は僕たちに軽く頭を下げる
ユウ「…………ん?桐谷和人?」
キリト「…?」
どこかで聞いた名前…………あっ!
ユウ「もしかして…杉葉のお兄さん?」
キリト「えっ!?杉葉を知ってるのか?」
ユウ「中・高と同じ学校のクラスメイト兼部活仲間です………っと言っても高校に入って秋ぐらいに異世界に飛ばされたんだけど…」
最後の方はボソッと言っておいた。
ちなみに杉葉が俺にしつこくALOを勧めてきた友人だ。
その後、和人さん…キリトは警戒してたのを少し緩めたみたいだった。
アリス「それで…私に話したいこととはなんですか?」
ユウ「………これを」
僕はバックから数枚の写真を取り出した。
アリスはそれを受け取り目を丸くする。
アリス「こ…れは……」
ユウ「知ってるよね?彼女は公理協会 整合騎士 第4位 A・シンセシス・フォー」
そう…僕は何度かAと一緒に撮った写真をアリスに見せたのだ
アリス「どう言うことですか!?なぜリアルワールド人であるあなたがA殿のことを…っ!!」
ユウ「これから話すことは…突拍子もなくて君に…君たちに信じてもらえるかわからない話だ。それでも…Aのために…君自身のために最後まで僕たちの話を聞いてほしい」
アリスは僕の真剣な表情に何も言わなくなりそのまま僕たちの話を黙って聞いてくれた
ユウ「____っと言うことで…僕はなぜか異世界に行き…いや、連れ去られAはその衝撃で偶然僕と共に異世界に行った。その世界で僕らは出会い短い間ではあったけど一緒に過ごしたんだ」
アリスは黙ったままだ。キリトたちも信じられないと言う顔をしている
ユウ「信じて貰えないのは百も承知だ。むしろ経験した僕ですら最初は信じられなかった。それでもAとの思い出は本物なんだ…」
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作者名:氷の妖精姫♪ | 作成日時:2022年4月6日 16時