防 弾 警 察 _____ III

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_____ ジミン









少し離れた所で、Aと仮面が話す声が聞こえる
"ただの駒"役に立たなければ捨てられて、役に立てども
その後はどうされることもない。









ただ必要な時に呼ばれ、必要な事だけ済ませて
その後は、自由にさせる。いや、泳がせる。


もし、自分に危険が迫れば必ずその"駒"を盾にする









ジン『……お前が、、首謀者なのか……っ、』









《いいや。違う事は分かっているくせに、聞き出そうと

するお前は狡い男だな。》









グク『じゃあ、なんの為に……』









グガのその言葉に被せるようにして仮面がまた
口を開ける









《……もうじき俺は消される。俺もただの"駒"に

過ぎないんだよ。だからいい事を教えてやる。》









そう言うと、仮面はベンチから立ち上がり、
こちらを向いて話し出す。









《お前達の両親の事は知っている。だが、それを

命令したのは俺ではない。それは先程も言ったように

俺はただの駒だからだ。そして、ユン警部。君にとっては

この先辛い事があるだろう。微かな光を潰されない様

精々頑張るんだな。》









｢………は、い？ど、どういう事ですか………｣









《……悪夢が覚める日はない。永遠に続いて行くんだ》









その瞬間、地響きが聞こえて思わず目の前のソンミを
抱きしめてふと遠くに見えたガラスに目をやる









『…ッ！！おい！燃えてんじゃねぇかよ………っ』









ユン『…クソっ、、ナムが危ねぇ……ッ、』









それぞれが立ち上がった時、バタッと聞こえて
そちらに目をやると脳天を撃ち抜かれた仮面が横たわっていた









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