103 YG case.07 end ページ3
_____ ユンギ
｢………嘘だろ。父さん。……起きろよ…っ｣
中学生の頃少しの非行に走っていた俺の元に
届いたのは、親父が殺された。という現実だった
その姿を全身見ると、穴だらけで思わず目を逸らした
それを聞いた母さんも、三日後に自分でこの世を絶った
あれから非行に走ることも無く、何故親父が
こんな無残な姿で殺されたのかずっと疑問に思い
その疑問を確証にするため猛勉強をして警察官になった
親父の居た、"長官"という地位を目指して
ソファーに寝転んで考え事をするのが親父の癖
その癖を引き継いだ俺は取り壊しの決まった
古びたアパートの床に寝転ぶ。
《ミン長官！！分かったんです。新事実です》
『…トンミか。入れ。………こっちで話そうか』
目を瞑ると何故か鮮明に思い出された学校へ出る前に
訪れた、トンミとか言う奴と親父との会話
そのまま身体を起こし、親父が入ることを
許さなかった部屋へ手を伸ばす
初めて見た親父の部屋は今の俺の部屋となんら
変わりのない殺風景な部屋
本棚を眺めて、もたれ掛かるとグラッと揺れ
不思議に思いそのまま本棚を横にスライドさせると
開かれた奥にあったのは小さな金庫。
そこに鍵はなく開けてみると大切に保管された
ファイルが残されていた。
そのファイルから、女性殺害事件の事を知り
そして容疑者とされるパク大統領の息子の事、
被害者とされるキム・アンネ。
パラパラとファイルをめくると足元に落ちた
一枚の写真と手紙のようなもの
"ユンギ。今はまだ非行に走るお前もいつかは
わかる時がくるだろう。もし父さんの思う道を
歩いてくれていたらお前は今頃警察官かもな。
父さんは、もうすぐ消される。必ずお前のその
俺譲りの賢い頭でこの事件の黒幕を暴いてくれ
天国からずっと見守ってるぞ。"
俺に残された一枚の手紙。そしてもう一枚の
写真に手を伸ばす
『………っ、、おいおいおい嘘だろっ、』
そこに写されていたのは、"アイツ"の姿だった
.
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グッ子(プロフ) - 初コメです！新作待ってます！！めっちゃ楽しみです！ (2018年9月3日 23時) (
レス) id: 847b1129e7 (このIDを非表示/違反報告)
あゆん - 新作とっても楽しみです！ (2018年9月2日 2時) (レス) id: 7d28c426f7 (このIDを非表示/違反報告)
Akari Kawano(プロフ) - いつも読ませてもらってます！新作も楽しみにまってますっ(^^) (2018年8月31日 4時) (レス) id: 234eb6724d (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - 初めまして！毎日読ませていただいてます(笑)マフィア系すっごく楽しみです！ お体無理をなさらないように更新頑張ってください！ (2018年8月31日 0時) (レス) id: 0a191418e8 (このIDを非表示/違反報告)
pan - わぁあぁぁぁあだぁ (2018年8月30日 22時) (レス) id: f651f73427 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむ | 作成日時：2018年8月15日 11時
