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さっきまで誰もいなかったのに、いつの間にか背の高い学ランのお兄さん2人が僕を守るように立っていた
突然現れた2人に悪ガキ集団はたじろいている。
「なっ…んだよ！急に！！」
「邪魔だ！」
怯んでいるものの、プライドが許さないのかお兄さんに吠える悪ガキ達
無関係の人を巻き込んでしまって申し訳ない…大丈夫ですよ、と金髪のお兄さんの袖を引っ張ると安心させるようにニコッと笑ってくた。サラサラ髪のお兄さんも頭に手を乗せて撫でてくれる。
「さっきの会話がたまたま聞こえたが、変な言いがかりの上に容姿に対しての暴言、君たち恥ずかしいと思わないのか」
「それにこの子より年上だよね？3対1で追い詰めていじめてさ、いけないな事だってわかるよね」
「っ…」
怒って…くれている、見ず知らずの僕の為に
何も知らないだろうに、他人なのに
お兄さん達の威圧に負けている悪ガキ集団、その中のボスであろう男が踏ん張りながら前に出て震えながら叫んだ
「お前たちはアイツのこと知らないから言えるんだ！よく見てみろ気色悪い肌に目ん玉だ！こいつといると皆不幸になるんだ！！」
「そんな事はない！この子は呪われてないし気色悪い訳でもない！普通の男の子だ！！」
「そうだよ、それにゼロを見てみろよ、同じ見た目だぜ？褐色の肌にブルーの瞳だ。けど僕はずっと一緒にいたけど不幸だなんて思った事は1度もないよ。」
ゼロ、と呼ばれた男をよく見ると金髪に褐色肌、瞳は僕のよりは薄いけどブルーだった。
髪色は違うけど、初めて似たような容姿の人を見て驚いた、それと同時に嬉しいと思った
あぁ僕は変じゃないんだ、独りじゃないんだって
悪ガキ集団は勝ち目がないとわかると、覚えてろよ！とありがちな言葉を吐きながらそそくさと逃げていった
お礼を言わないと、このカッコイイ2人に
『ありがとうございます、その、えっと、凄く助かりました…えっと、それで』
助けてくれた経験がない僕は伝えたい事が多すぎて、しどろもどろになってしまう
けれど2人は僕の目線に合わせしゃがみ、優しい瞳を向けて言葉を待ってくれた。
『僕、は、この容姿が嫌いだ…って思ってたけど、お父さんとお母さんの見た目があって、本当は大好きなんです。でも、嫌な事言われて、やっぱり嫌いになりそうで…』
「そっか…辛かったな。俺も昔同じことでいじめられたから凄いわかる。周りの人間と違うってだけで自分が異質に思えてくる、嫌いになってくる」
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アカイカ - 朱夢さん» ありがとうございます！✨ (2022年6月5日 21時) (
レス) id: 64c8d779ad (このIDを非表示/違反報告)
朱夢 - とても面白かったです‼️寒暖差激しいですが頑張ってください。 (2022年5月24日 19時) (レス) id: af58c4fc49 (このIDを非表示/違反報告)
アカイカ - しおポンさん» ありがとうございます…！ハチャメチャに嬉しいです！ (2022年5月16日 17時) (レス) id: 64c8d779ad (このIDを非表示/違反報告)
しおポン - 作品、拝見させて頂きました、、、！これからどんな風に主人公君が成長していくのか楽しみです！ (2022年5月16日 1時) (レス) @page15 id: 6db5cc4293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカイカ | 作成日時：2022年5月13日 21時
