50話 ページ14
「…あのひと、誰?」
「さぁ…」
つららと首無が首を傾げる
「姐さん!!つららの姐さんじゃないですか!お久しぶりです!猩影です!」
そばにいたA、えっ?と目が点になる
ねえさん???
「えっ、し、猩影くん!?立派になられて…!でも、こんな姿だっけ?」
「ありのままの姿じゃ、大き過ぎますんで」
「あ、そっか…。猩影くんは大妖怪狒々様のご子息だものね」
猩影はつらら達にお辞儀をする。
背丈はそれでも高く、つらら達は見上げる形になる
ところで猩影くん、どうして今日は本家に?」
「お、おい、雪女…」
「あっ、つららさん…!」
つららの言葉を止めようとするが遅かった
「…リクオ様に、呼ばれたんです」
「今までもう、この本家に来る事も…妖怪の世界でやってく事も無いと思ってました。
でも実家がああなっちゃって自分の血が滾んのを…感じたんです…」
その声は先程話していた声とは別人に
「だから、この地に足を運んだ」
とても、低かった
「オヤジをあんな目に遭わせた奴等ァ…オレが同じ目に遭わさなきゃ…血がおさまらねぇ…!!」
その光景につらら達は見つめるだけしか出来なかった
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ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年11月4日 16時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:吹雪夏海 | 作成日時:2019年7月27日 2時