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You side






JK「これならいいですよね」






何がいいのか全く理解できない 。いわゆるお姫様抱っこというものをされている私は 、落ちないためにチョンくんを掴むので必死 。もちろん落ちる心配なんて不必要なほど彼の体はがっしりしてるのだけど 。なんせとんでもなく速いスピードで走るもんだから 、怖くなってしがみついてしまっている 。






『どこ行くの 、?』






やっとの思いでそう聞いても 、無言を貫いてくるチョンくん 。


遂には1階までたどり着いてしまった 。
益々どこへ向かっているのか分からなくなる 。


だって 、1階にあるのは職員室 昇降口 資料室 。そして 、保健室の4つだけだ 。嫌な予感がする 。





JK「もう着きますから 。」






着きましたよ 。と言わないのは 、すなわち目の前にある職員室が目的地では無いことを示している 。


それなら昇降口 ?いや 、もう通り過ぎている 。じゃあ資料室 ?きっと違う 。あそこは鍵がないと入れないから 。


まさかとは思うが … と 、そんな思考に合わせたように彼の足が止まった 。






JK「着きましたよ 。」






さっきまで待ちくたびれていたその言葉は 、私を絶望へと導くのにぴったりな言葉だった 。






JK「失礼しまーす」






垢抜けた声で保健室の扉を開ける彼 。


もう彼の行動全てが理解できない 。


そして今に限ってどうして保健医が居ないのか … 。計算高いチョンくんの行動を見れば大体予想は着くのだが 。






JK「よっと」






軽々と私をベットに放るチョンくん 。


え 、べ … ベット 、???


待って







JK「ヌナ 、僕もう耐えられないから」


『何が』


JK「何がって 。分かってるでしょ?」


『 … わかんない』






自分自身とはいえ 、せめてもの抵抗が見苦しい 。


ただ 、チョンくんへの恐怖を感じてしまってるのも事実で 。言葉が上手く出てこないんだ 。






JK「ねぇ 、いいでしょ ?ヌナ 。」


『良くないっ』


JK「辞めてよ 、抵抗するほど興奮するからね 。僕 。」






相変わらずの変態発言はもう気にしていないのか 、恥じる様子もなく迫ってくる 。


おかしいからっ 、朝一番でこれはおかしいからっ!


そろそろ助けの言葉を叫ぼうと思った時 。






JN「あれ 、何してるの」







漫画とでも言うべきでしょうか 。


無駄に方幅の広い救世主が私の視界に写った 。


はよ助けんかい 。

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和堂 桜(プロフ) - おー!!!続編ですか!?出来たら嬉しいです!!めっちゃ楽しみにしてます! (2019年8月31日 12時) (レス) id: 46ecf93e38 (このIDを非表示/違反報告)
tomato0707zz(プロフ) - 続編読みたいです!これからも頑張ってください! (2019年8月30日 16時) (レス) id: 130adcd826 (このIDを非表示/違反報告)
ほば ッ(プロフ) - 和堂 桜さん» コメントありがとうございます。作者の身勝手な判断により不快にさせてしまっていたら本当に申し訳ございません。ここまで読んで下さり光栄です。ありがとうございました。 (2019年3月20日 2時) (レス) id: 52280eb950 (このIDを非表示/違反報告)
和堂 桜(プロフ) - 残念です (2019年3月19日 15時) (レス) id: 46ecf93e38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほば ッ | 作成日時:2018年11月20日 3時

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