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You side






『私も好きだよ』





なんだかいつも通りスルーするのもつまらなかったから 、ちょっとばかり返事をしてみた 。



すると 、拗ねたように口を尖らせる彼 。
養いたいくらいには可愛いけど 、絶対言ってやんない 。





TH「Aの好きと俺の好きは違うの〜!」




『 … ふぅ〜ん』





好きにも種類があるんだ 。なんて感心しながら歩く道は 、案外時間が早くすぎていく 。なんと言っても賑やかなテヒョンくんと一緒だからか 、長い長い通学路もそこまで気にならない 。




TH「もう着いちゃう」



『どうせ隣』



TH「その通り」





眩しい笑顔でそう笑うテヒョンくんは 、なんだか朝から楽しそうだなぁって 。お花が飛んできそうな彼のテンションを横目に 、校門を通過した 。



ふと 、昇降口の方から黄色い歓声が聞こえる 。それは 、私の隣を歩く美少年に向けられたもの 。



じゃなくて 、全く関係ない人 ?なのかな ?よくわからないけど 、とにかくテヒョンくんにじゃ無い 。



いつこの綺麗な顔がバレちゃうのか 。私はどんな時だって冷や冷やしてるけど 、当の本人は自覚がなくて 、こんな私と一緒にいてくれる 。




TH「あいつも 、毎日大変そうだよね」



『そうだね』



TH「まあ俺にとっては都合いいかな」





そう へへっ と悪戯に笑うテヒョンくんは 、すぐに表情を変えて私の手を取る 。




TH「 … ちょっと急いで通ろう 。」




あからさまに人混みの中心人物を避けてるのがわかる 。




TH「 … A、?行くよ?」



『っ、うん』




言葉が詰まるのは 、別に照れてる訳じゃなくて、いかにここを早く通り抜けるかが大事だからなだけだよ 。多分 。



人混みに紛れたて歩く 。テヒョンくんも私も 、目的は一緒 。



奴に見つかってはいけない 。絶対に見つかっちゃいけないんだ 。



なるべく体制を低くして 、順調に進んでいく 。




TH「今日は大丈夫そうだね」





なんてテヒョンくんの笑顔が見れたのもつかの間 。透き通った声が響きわたった 。





JK「あ!Aヌナ!」



『っ 、… 』



TH「はぁ〜 … 」




奴に見つかってしまった私達は 、全身の力が抜けるのを感じながら 、渋々彼の元に向かう 。



なんてったって取り巻きさん達の視線が怖いんだもん 。

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和堂 桜(プロフ) - おー!!!続編ですか!?出来たら嬉しいです!!めっちゃ楽しみにしてます! (2019年8月31日 12時) (レス) id: 46ecf93e38 (このIDを非表示/違反報告)
tomato0707zz(プロフ) - 続編読みたいです!これからも頑張ってください! (2019年8月30日 16時) (レス) id: 130adcd826 (このIDを非表示/違反報告)
ほば ッ(プロフ) - 和堂 桜さん» コメントありがとうございます。作者の身勝手な判断により不快にさせてしまっていたら本当に申し訳ございません。ここまで読んで下さり光栄です。ありがとうございました。 (2019年3月20日 2時) (レス) id: 52280eb950 (このIDを非表示/違反報告)
和堂 桜(プロフ) - 残念です (2019年3月19日 15時) (レス) id: 46ecf93e38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほば ッ | 作成日時:2018年11月20日 3時

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