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You side
あぁもう 。このままいっそ寝てしまいたかった のに 。なんだか頭がはち切れそう 。きっと焦りや不安を隠しきれてないんだろうな 。辛いや 。
その後 。伏せ始めて1分も経たないうちに 、隣の席から誰かが座った音がした 。
誰かなんて限られているのはわかってる 。でも 、もしテヒョンくんじゃなかったら 、彼が戻ってきてくれなかったら 、なんて嫌なことしか想像出来ない …
TH「A」
ふと 、さらりと頭を撫でられた 。
知っている 。この声を 。この手の感覚を 。
心落ち着く低めの声に 、優しく撫でてくれる大きな手 。テヒョンくんだ 。
素直になれない私は 、顔を上げられないまま無言を貫いた 。
TH「A」
2回目のその言葉は 、なんだか怒りを含んでるようにも聞こえた 。
TH「どうして置いてくの … ？」
自然と 、顔が上がってしまった 。
そこに居たのは 、テヒョンくん 。テヒョンくんなんだけど 、テヒョンくんじゃない 。こんな表情 、見たことない 。
胸の奥が握りつぶされるように痛かった 。こんな表情をさせてしまっているのは 、紛れもなく私しかいないから 。
『置いてってなんかない』
置いてったのはテヒョンくんでしょ 。約束守ってくれなかった 。私の事1人にした 。
続けたい言葉はいくらでもあった 。だけど 、どれも全部口にすることが出来ない 。
それは 、テヒョンくんが恨めしいのと同じくらい 、テヒョンくんが悪くないのを知ってるから 。自分の理屈だけで怒ってしまうのはよくないって 。
わかってるんだけどなぁ … 。
TH「置いてったよ 。… ねぇどうして？もう最近のA 、よく分からないよ」
胸がいっぱいになった 。
こんな顔をさせてしまっている 。こんなことを言わせてしまっている 。そんな感情が確かに湧いてくるのに 。
私の気持ちだけでいっぱいいっぱいで 。何も返すことが出来なかった 。
TH「なんか言って」
『なんで』
TH「 … 」
『どうしてテヒョンくんが怒るの … ？』
違うそうじゃない 。
『寂しかったのは私だよ？』
そんなこと言いたいんじゃなくて 、
『離れないって言ったのに 。』
自分でも止められない 。筋が通ってない言い訳をしている自分に 、1番腹が立つ 。
でも 、彼を突き放すことでしか 、私を保つことが出来なかった 。
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和堂 桜(プロフ) - おー！！！続編ですか！？出来たら嬉しいです！！めっちゃ楽しみにしてます！ (2019年8月31日 12時) (
レス) id: 46ecf93e38 (このIDを非表示/違反報告)
tomato0707zz(プロフ) - 続編読みたいです！これからも頑張ってください！ (2019年8月30日 16時) (レス) id: 130adcd826 (このIDを非表示/違反報告)
ほば ｯ(プロフ) - 和堂 桜さん» コメントありがとうございます。作者の身勝手な判断により不快にさせてしまっていたら本当に申し訳ございません。ここまで読んで下さり光栄です。ありがとうございました。 (2019年3月20日 2時) (レス) id: 52280eb950 (このIDを非表示/違反報告)
和堂 桜(プロフ) - 残念です (2019年3月19日 15時) (レス) id: 46ecf93e38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほば ｯ | 作成日時：2018年11月20日 3時
