衝撃 ページ45
50m走で両手で爆破を起こして、その風に乗ったら威力がちょっと減ったので改善しようと思った爆豪です。
その時、隣走ってたのは出久だった。
まあ爆風で妨害されたかもしれないが、俺だって手を抜く訳にはいかないので仕方ないと思ってほしい。
…いや言わなくても伝わってそうだが。
…それはさておき。
とうとう、個性把握テストも終盤を迎えてきた。
俺は全体的に悪くはないが、特段いい成績を収めている訳では無い。言ってしまえば微妙だ。
まあ、これから伸び代しかないと思えばいいのかもしれないが。
それより問題は出久だ。
緑「……」
麗「だ、大丈夫やろか…」
飯「緑谷くん、このままだとまずいぞ…」
そんな会話が近くから聞こえてきた。
本人も相当焦っているのか、顔色が悪い。
理由は簡単。未だに目立った記録が一つもないからだ。
こんなにも記録がないのは。
「…無個性だから…？」
思わず、そう呟いた。
でも彼奴は試験を乗り越えて今此処に居る。…無個性だからなんて理由で、躓くとは思えない。
飯「無個性？爆豪くん、何を言っているんだ？」
「あ？」
飯「彼が入試で何をしたか、知らないのか！？」
「……は、？」
どういうことだ？
そんな疑問をぶつけるより先に、出久が動いた。
出久の方を見れば、右腕を振りかぶっていた。
その右腕は、赤い何かが閃光のように走っている。
…あれは、普通じゃない。
出久はそのまま振りかぶって、ボールを投げた。
ボールは案外、静かに飛んでいった。
ロボット「46m」
出久「な、なんで？今、確かに使おうと…」
…"使おうと"？
相「"個性"を消した。
…つくづくあの入試は合理性に欠く。お前ような奴も入学出来てしまう。」
緑「消した...！？あのゴーグル....そうか！！
視ただけで人の個性を抹消する個性、
抹消ヒーロー イレイザー・ヘッド！！！」
…それを皮切りに、出久と相澤先生が何か話し合い始めた。
だけど俺は、その光景を黙って見ていることしかできなかった。
…使おうとした？…何を？
…"個性"を？
俺の頭の中は、ぐちゃぐちゃになって、沈んでいった。
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本好き - 面白かったです！更新頑張って下さい。 (7月1日 14時) (
レス) id: 225623cf6e (このIDを非表示/違反報告)
わーいわい - かっちゃんがとっても可愛くて大好きです！これからも無理せず頑張ってください！ (2023年5月1日 20時) (レス) id: 925b8c8098 (このIDを非表示/違反報告)
. - toってなんのtoですか？ (2022年12月24日 2時) (レス) id: a26000a1fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆずっきー(プロフ) - 続きは？！(('◉-◉’))ｸﾞﾜｯ (2022年1月26日 13時) (レス) @page22 id: 6aa4041669 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - すごく面白いです！！これからも頑張ってください！！！ (2022年1月4日 12時) (レス) id: 3ab9a2dc6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nameless0621 | 作成日時：2021年7月20日 19時
