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第36話 写真 ページ38

『はい!!』

アンヤ「…とか、威勢よく言ってたくせによ」

アカツキ「面目ない…」

貴「体力ないね。アカツキ君」

アンヤ「いーけど」

・・・そんなことよりも

貴「さっきからなにやってんの、アンヤ君?」

タワーの壁を破壊し、中から何かを取り出そうとガコンガコンやっている。

アンヤ「あ?パイプ取ってる」

取れたパイプをアカツキ君に渡す。
私は、スタンガンがあるから断った。

アカツキ「アンヤ君。俺体育2です」

アンヤ「はなから期待してねーし」

そう言って目をこするアンヤ君

アカツキ「どうかしました?」

アンヤ「どーもしねーよ。そろそろ行くぞ」

貴「そうだね。早く合流しなきゃユズさん達が心配する」

食糧庫に向かって歩いてる時に、あの放送の内容を思い出していた。

『ミミクリー・マンイーター』ってどっかで聞いたことあるんだよな……。どこだっけ?

貴「…いたっ」

下を向いて考え事をしていたせいで止まったアカツキ君に気付かずぶつかってしまった。

アカツキ「すいませんAさん。大丈夫ですか?」

貴「大丈夫。考え事してただけ。てか、どうしたの?」

アカツキ君の後ろからひょっこり顔を出し前を見てみると

アカツキ「あれって………カリン、さん?」

アンヤ「テメー、向こう側に行ったはずじゃ…」

そう言うと、彼女はにこっと笑った。

・・・・カリンちゃんじゃない。なぜって?
人間ってあんなにもなんにも思ってないような笑い方しないからだよ。

2人は違う意味でおかしいと思い彼女に近づいているらしい。

じゃあ、目の前にいるのはなんだ?

『ねえねえ、なにこれ?』

彼の仕事の写真の中で1枚だけ気になったものがあった。

『ああ、これ?これはね────』

気づいた時にはもう、アカツキ君は彼女に抱きしめられていた。

貴「アカツキ君そいつから離れろっ!!」

アカツキ「え?」

アンヤ君も気づいたのか、声を上げる

「おい…!アカツキ離れろ。そいつ…





オカルト女じゃねえ!!」



『これはね「ミミクリー・マンイーター」と言って「模倣する人食い」って意味なんですって』

第37話 ピンチ→←第35話 顎



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ミー - 爽さん» 爽様、コメントを返すのが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます!!そう言ってもらえるととっっても嬉しいです(*^^*)期待に応えられるよう頑張ります!!これからも『モノクロ』をよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年11月2日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
- とても素晴らしい作品です!カイコクさんがカッコイイ… これからも頑張ってください♪ (2019年10月21日 20時) (レス) id: e25b731dd7 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - はるさん» はる様!コメントありがとうございます!!!そのように言っていただけるなんて……感動のあまり、目から汗がっ(´TωT`)これからもよろしくお願いします!! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 鬼ヶ崎カイコクさん» ご本人にそう言って貰えるとは……嬉しいです!!これからも、頑張りますね! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 鬼ヶ崎カイコクさん» 私もそう思うでェ (2019年9月7日 1時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミー | 作成日時:2019年2月3日 0時

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