第34話 汗 ページ36
『あんたはこの先!幸せになんてなれやしないんだからっ!!』
・・・くっそ!こんな時に何思い出してやがる
思い出すと同時に暑くなっていく背中。そして溢れ出てくる汗。
おにーさん「Aちゃん」
貴「は……ってええ?!」
名前を呼ばれたと同時に投げられる傘。顔上げたらいきなり飛び込んでくるんだもの。驚かないわけない。
おにーさん「首、ひっこめな」
アンヤ「!?」
そういったと同時にズバッと切るおにーさん
・・・怖。
アンヤ「こ、殺す気かテメー!!!」
おにーさん「?助けてやったじゃねェか」
いやいや、アレは誰でもビビるし、殺されかけたと思うわ。
貴「大丈夫、忍霧君?」
忍霧「あ、ああ」
その横で喧嘩をしだすアンヤ君とおにーさん。
貴「なにやってんの……」
忍霧「おい、止せ……」
と止めようとする私たち4人の後ろにズンッと迫ってきた植物。
その時
────パンパンパパパパ
ヒミコ「どうして人々は争うのでしょう……」
ヒミコちゃんの閃光弾とすごく意味深な言葉が発せられた。
・・・さあね、なんでだろうね。
貴「おにーさん、傘」
おにーさん「おう、ありがとよ」
ユズ「おい、逃げるぞ!誰かマキマキ起こせ」
そう言って走り出そうとする私以外の3人。私はひざに手を置きその場に止まっていた。
自分でもわかるほど、大量の汗をかいていた。
これはヤバイ。急いで薬を塗らないと……
おにーさん「大丈夫かィ?Aちゃん」
と、顔をのぞき込まれる。
貴「3秒で、引っ込めるので大丈夫です」
おにーさん「3秒って────」
おにーさんの言葉を無視し3秒数える。
1
2
3
貴「ふーっ。もう大丈夫です。私はマキノ君を起こしてから行くので先に行ってください」
先程までの汗が嘘のようにピッタリと止まりた。おにーさんは私になにか言おうとしたが、分かったと言ってユズさん達のあとをおった。
貴「マキノ君起きて!!逃げるよ!!」
マキノ君の腕を持ち上げて、彼に強めに言う。
マキノ「……イケメンちゃん?」
・・・イケメンちゃん??
貴「なんでもいいから起きて走る!」
マキノ「……う……ん」
マキノ君がユズさんと同じ部類に入りかけてのは秘密。
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ミー - 爽さん» 爽様、コメントを返すのが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます!!そう言ってもらえるととっっても嬉しいです(*^^*)期待に応えられるよう頑張ります!!これからも『モノクロ』をよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年11月2日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
爽 - とても素晴らしい作品です!カイコクさんがカッコイイ… これからも頑張ってください♪ (2019年10月21日 20時) (レス) id: e25b731dd7 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - はるさん» はる様!コメントありがとうございます!!!そのように言っていただけるなんて……感動のあまり、目から汗がっ(´TωT`)これからもよろしくお願いします!! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 鬼ヶ崎カイコクさん» ご本人にそう言って貰えるとは……嬉しいです!!これからも、頑張りますね! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 鬼ヶ崎カイコクさん» 私もそう思うでェ (2019年9月7日 1時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミー | 作成日時:2019年2月3日 0時