第29話 カップケーキ ページ31
in調理室
ヒミコ「小麦粉は数回ふるいにかけます。ダマがなくなってふっくら綺麗に焼けますよ」
現在、ヒミコちゃんのお料理教室開催中
ヒミコ「あっ、ムラサキお砂糖はまだです」
ムラサキ「えっ」
慌てながら、小麦粉をぼふぼふするムラサキちゃん。
アカツキ「へっぷし」
マキノ「ZZZ」
する気があるのかないのかよく分からない男共
カリン「…あんた達、邪魔!!」
と、2人を追い出すカリンちゃん。確かに邪魔だ。フォローできないレベルで。
カリン「まったく」
貴「お疲れ様、カリンちゃん。
にしても、すごいねヒミコちゃん。カップケーキ作れるなんて」
ヒミコ「い、いえ。そんなこと」
照れながらもものすごい速さで料理を完成させていく。うん。すごい。
それを見て、隣でおどおどしているムラサキちゃん
貴「一緒にやろ。源氏くんへの思いをたくさん込めて……ね?」
ムラサキ「は、はい!」
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ヒミコ「あとは、型に流してオーブンで焼くだけです」
ムラサキ「は、はぃぃ」
ユズ「大丈夫さ!きっと上手くできる!なんたってあんなに気持ちを込めたんだからな」
カリン「そうよ。きっと、源氏くんにも届くわ」
貴「それじゃあ、早く渡しに行くために今のうちに片付けしなきゃね」
そう言って、片付けを始めてさっき気になったことを聞いてみる。
貴「……ムラサキちゃんに聞きたいことあるんだけどさーあ」
ムラサキ「はい…なんですかぁ〜?」
貴「もしも、源氏くんが顔面だけがいい人だったらどうする?」
ムラサキ「え……?」
貴「いや、やっぱりいいや。忘れて」
ムラサキ「……それでも」
貴「?」
ムラサキ「それでも先生は十分素敵な人ですぅ」
貴「たとえ、性格が悪くても?」
ムラサキ「はいぃ」
貴「……そっか」
『────貴方が私たちを殺したんだもの』
今朝見た夢を思い出す。あの夢は……私が悪い子だったから起こった結果
私もこの子みたいに純粋無垢で優しい子だったら……
私はあの時どうしたのだろうか。
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ミー - 爽さん» 爽様、コメントを返すのが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます!!そう言ってもらえるととっっても嬉しいです(*^^*)期待に応えられるよう頑張ります!!これからも『モノクロ』をよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年11月2日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
爽 - とても素晴らしい作品です!カイコクさんがカッコイイ… これからも頑張ってください♪ (2019年10月21日 20時) (レス) id: e25b731dd7 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - はるさん» はる様!コメントありがとうございます!!!そのように言っていただけるなんて……感動のあまり、目から汗がっ(´TωT`)これからもよろしくお願いします!! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 鬼ヶ崎カイコクさん» ご本人にそう言って貰えるとは……嬉しいです!!これからも、頑張りますね! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 鬼ヶ崎カイコクさん» 私もそう思うでェ (2019年9月7日 1時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミー | 作成日時:2019年2月3日 0時