モノクロ 【鬼ヶ崎カイコク】

第26話 腕 ページ28

────コンコン

貴「！！！」

ドアのノックの音で目を覚まし、カーテンの方を見れば優しい光が差し込んでいた。

ベットを見ればシーツが汗でびっしょりで寝巻きに着ていたTシャツはベトベトだった。

貴「目覚め悪っ」

そういって、もう一度布団に倒れ込んだ。
部屋は家と同じふうで布団が柔らかかったためすぐ寝てしまった。

何故、こんなにも目覚めが悪いのかと原因を探していると1つの容器が目に入った。

その容器を手に取りマジマジと見た。
自分が使っているものと同じもの。

────コンコン

もう一度ノックされる事で自分が何故起きたのかという理由を思い出した。

ドアを開けると

ユズ「やあ、ユイユイ！おはよう！」

カリン「おはようございます」

ユズさんとカリンちゃんが立っていた。

貴「おはようございます。どうかしたんですか？」

ユズ「いやね、アッキーたちの様子を見に行こうかと思ってだな」

貴「なるほど」

カリン「Aさんも一緒にいかがですか？」

あんな夢を見たあとだから、正直断ろうかと思ったがユズさんの昨日の誘いも断ってしまったこともあったが

カリン「(ｷﾞｭｩｩｩｩ」

貴「(……痛い)」

カリンちゃんに力強く腕を掴まれたため了承した

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