7,『えェえええ!?!』(イッスン) ページ7
〜イッスンside〜
神木の中に入るとそこは不思議な空間だった
イ)…どこだいここはァ?今度は急に静かになっちまったけど、村にこんな場所あったっけェ?
…ともかくここは用心して行こうぜェ。取り敢えずグルッと辺りを見渡すとか,色々視点を変えるとか…、まぁやってみてよォ…何かお前ポケ〜っとしてるから心配なんだよなァ
前へ進むと橋の手前にあるものがあった
………あれは…〈物実の鏡〉じゃねェか!
何でこんな所に…?
…まぁいっかァ。
そしてしばらく前へ進むと橋が壊れて進めなくなっていた
イ)…アレェ橋が壊れちまってらァ。丁度いいやお前…ええと確か〈アマテラス〉って言ったなァ。アマ公、お前〈筆魂〉って言葉を知ってるか?“活きのいい筆書きには魂が宿る”ってお話さァ。百聞は一見に如かずだィ。まァ見てなァ!
オイラは筆業を使い、壊れた橋を治した。
イ)へッへ、どんなもんだィ!これがオイラの筆業、その名も〈画龍〉だァ!画龍ってのは筆で描いたものに魂を宿す筆業の一つで─〈失われた物の復活〉を司る〈筆神サマ〉の力なのさァ。オイラもこの業一つを究めるのに相当な修行をしたんだけど─この世には全部で〈十三もの筆神サマ〉がいるんだぜェ!その十三の筆神サマってのは元々一人の神様でよォ、その神サマが死んじまった時十三の力が國中バラバラに散って─…それが世の庶物に宿って筆神サマに姿を変えたって話さァ。一体どんなふうに十三もの業を使いこなし…、(?)……、さっきからペラペラ喋りすぎなんだよ…
イ)え…、お…お前、誰だィ!?
オイラが話しているうち、いつの間にか後ろには白髪の少女が…あれ、アマ公がいない!?
?)ほぉ、私の事を散々毛むくじゃら扱いしてたくせにいい度胸してるなぁ、お前。
イ)……、まさか…お前…、アマ公かァ?
ア)ピンポーン!正解♪
イ)えェえええ!?!
…一体何が起きたんだんだよォ…これ…。
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作者名:迦楼羅炎 x他1人 | 作成日時:2015年4月3日 22時