22,『あらァ、聞こえちゃった☆』(アマテラス) ページ22
〜アマテラスside〜
結界の中、妖怪達は次々と私に倒されて逝く。
むしろあの弱さで私を攻撃してきた事を褒めてやりたいくらいだ。
妖怪は手も足も出ず、あっさりとやられた。
妖怪達が作り出した結界が消え、近くにあった涸れた泉の水が戻り、様々な植物も姿を現した。
その泉の真ん中辺りから〈幸〉と書かれた不思議なものが私の中へスゥっと入って行った。
イ)お…お前、キレると結構アグレッシブになるなァ。
ア)うるさい。
イ)人に化けるの速ァ!
ア)いいだろ別に。
イ)…それよりアマ公、今都合よく〈幸玉〉を手に入れたじゃねェか!
ア)知ってたんだ、幸玉の事
…てか何で知ってんだよ。
イ)いいだろ、別に
ア)もっと馬鹿かと思ってた…(ボソ
イ)馬鹿言うなァ!
ア)あらァ、聞こえちゃった☆←
イ)可愛い子ぶるな、気持ちわりィ…
ア)黙れ…チビ(ボソ
イ)チビ言うな!
ア)はいはい、分かりましたよォ
イ)……はあ…、それにしても妖怪どもめ、ここ最近急に増えて来やがったぜェ。
ア)確かに、百年前と比べてかなり違う。
イ)お前の放り投げたあのミカン爺さんもお前の事〈ただのオオカミ〉にしか見えなかったみたいだし…。
ア)あ、そう言やそんな事言ってたな、あの爺さん。
イ)人間には見る事が出来ない程神サマの力は弱まってるんだなァ…、ブツブツ、…ん?と…ともかく村の中ならオイラが案内するぜェ、旅は道連れ、二人連れ、楽しく行こうや毛むくじゃr(?)“三人”ですよ、イッスンさん
ア・イ)……え?
23,『リョーカイ!』(アマテラス)→←21,『だって長いんだもん』(アマテラス)
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:迦楼羅炎 x他1人 | 作成日時:2015年4月3日 22時