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21,『だって長いんだもん』(アマテラス) ページ21

〜アマテラスside〜



私とイッスンが振り向くとそこには頭にミカンを乗せたお爺さんがいた。



名前はイッスンいわく、長老 ミカン爺とか言うらしい。


ミ)こ…これは白いオオカミ!?…まさかあのイザナギさまと共に戦い恐ろしい怪物を退治したという伝説の白いオオカミ、白野威さま!!……いや、そんなハズはないわい。あの伝説は百年も昔の話じゃ。しかしそれにしてもよく似ておる…。白野威さまの像にソックリじゃ、…と思ったが白野威さまにしてはちょっとトボけておるかのぅ




こいつの独り言長いなと思い聞き流しながらその場にいた




だって長いんだもん←




だがミカン爺の背後に嫌な気配を感じ目を凝らし見てみる




すると奥から妖怪が何匹か現れ、こちらに近付いてきた




私はその場で立ち、唸り声をあげる。



ミ)なな…何じゃ何じゃ!?急に唸り声なんて上げおって…、ワシの悪口がわかったのか!?じゃがトボけた顔をトボけてると言って何が悪い!



ミカン爺はまだ妖怪に気付いていない




だが妖怪が近付けば辺りは冷え始める




ミ)…ハテ?急に背筋が寒くなってきたぞい!?



イ)…良く見なァ、アマ公。あれが今この國中に溢れている〈妖怪ども〉だァ。ああやって人間から姿を隠し村に入り込んで悪さをするのさァ。
…まぁ見てなィ!ここはオイラが名刀電光丸で─



イッスンが言い終える前に妖怪はミカン爺を襲って来た



だがひと足早く、私がミカン爺の襟を掴んだ



そして安全な所へ、勢いを付け放り投げる




そして妖怪達へ攻撃を始めた

22,『あらァ、聞こえちゃった☆』(アマテラス)→←20,『…まったく大したモンだぜェ、大神サマってのはよォ!』(イッスン)



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作者名:迦楼羅炎 x他1人 | 作成日時:2015年4月3日 22時

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