14,『まぁいっかァ…。』(アマテラス) ページ14
〜アマテラスside〜
イ)今度は…あの星座の形は…!?
……意外と星座に反応するな。
まぁいっかァ…。
私は筆業を使い、足りない星を描く。
すると星から大きな剣を持つ小さき鼠の姿が現れた。
断〉おお…我らが慈母、アマテラス大神。
塵界で我が身を隠せるのは、古の英雄を祀るこの細やかなる祠のみ、なりけり。
万象の神たる御許を助くる事こそ我が務めなれば、退魔の剣舞を以って悪をはらう大役、
この〈断神〉に預けられよ!
そう言い終えると 断神は蘇神同様玉となり、私の中へ。
イ)〈断神〉って言や何でも切り裂く筆業〈一閃〉の神サマだァ。
この野郎、それじゃお前まるで…英雄イザナギと共に怪物を退治した後おっ死んで十三の筆業をこの世にバラ撒いたっていうあの〈大神白野威〉みてぇじゃねェか!
ア)だからそう言ったじゃん。(←耳塞ぎ
こいつ人の話ちゃんと聞いてなかったのか?
鬼)まぁイッスンさんによればこの洞窟と貴女、白野威さんは神話の話と言われてるらしいので。“普通の人”にはかなり衝撃が強かったのでしょう?
イ)何気に馬鹿にされてる気がする…。
鬼)それはそうとアマテラスさん、せっかく手に入れたのですから、一度〈一閃〉の力を試しては?
ア)そうだな…、お!あそこの岩でいいや。良し、じゃあ行くよ…
そう言い、私は筆業使った。
岩手に向かって真っ直ぐな横線を描く。
すると岩はキィンと音をたて、地面へ崩れ落ちた。
15,『一人前の絵師になるまでお前に付いて離れねェ!』(イッスン)→←13,『閉じ込められてしまいました。』(鬼灯)
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:迦楼羅炎 x他1人 | 作成日時:2015年4月3日 22時