#琴子とわたし。/氷担当。 ページ43
佐々木side
私はよく愛想がないとか、冷たいなんて言われる。
それは恋人のAに対しても同じ。
きっと、愛想を尽かされているに違いない。
佐々木「行ってきます。」
「行ってらっしゃい。琴子ちゃん、これ、お弁当。」
いつからか、呼び捨てだったのがちゃん付けになった。
佐々木「ん、ありがとう。」
後ろでAがふらっとしたのが見えた。
風邪、引いてるのかな。
Aside
琴子ちゃんはいつも通りの無表情で家を出ていった。
「っと…」
私は今、熱がある。
琴子ちゃんに、気づいて欲しかったんだけどな…
パリーン！
「またやっちゃった。」
私は家事が苦手。
だからこうしていつも食器を割ってしまう。
こういうことから琴子ちゃんにも構われなくなるんだよな…
バンッ！
大きな音を立ててドアが開くと、そこには琴子ちゃんが。
「どうしたの？お仕事は？」
佐々木「機材トラブルでなくなった。」
「あ、そう…ごめん、食器、今片付けるね。」
箒を取りに動き出すと視界が傾いた。
やばい、そう思った次の瞬間。
「ん？」
しかし、いつまで経っても思っていた衝撃は来ない。
目を開けると至近距離に琴子ちゃんの顔が。
佐々木「風邪引いてるんでしょ？無理しないで。」
バレてたか。
「っ！ごめん…きゃ！」
琴子ちゃんは私を軽々しくお姫様抱っこするとベットへ連れていった。
佐々木「ごめんね、私、Aのこと無理させてた。」
「っ…」
佐々木「ごめん。本当に。」
申し訳なさそうに私の頭を撫でる。
「私も、迷惑かけてごめん。」
佐々木「そんなことない。」
「琴子、ぎゅー。」
佐々木「もう一生離さないから。」
うちの彼女は今日も可愛いです。
to be continued……
#桃子とわたし。/こっちを見て。→←#「ばーか。」とわたし。
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ぱん。(プロフ) - かなさん» そう言って頂けて嬉しいです！落ち着いたら作ろうと思っています！ (2019年10月22日 11時) (
レス) id: 70e1c8a37c (このIDを非表示/違反報告)
かな - 「醜い私。」の続きが見たいです！ (2019年10月22日 11時) (レス) id: d8713f6ff1 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - ぱん。さん» ぜひぜひ、無理ない範囲で作って欲しいです！ (2019年10月15日 22時) (レス) id: 4091c6d7c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん。(プロフ) - にこさん» そう言っていただけて嬉しいです！じゃあ作っちゃおうかな？笑 (2019年10月15日 9時) (レス) id: 70e1c8a37c (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 私も、乃木坂とわたし2を見たいです！ この作品を見ることが毎日の楽しみなので！ (2019年10月14日 23時) (レス) id: d8713f6ff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱん。 | 作成日時：2019年8月24日 9時
