乃木坂46とわたし。

#美彩とわたし。/大人になりたくて。 ページ36

衛藤side


「美彩、どうしたら大人になれる？」


突然こんなことを聞いてきた5個下のA。


衛藤「Aはもう充分大人だと思うけどなぁ。」


Aは私の回答に納得が行かないのか2〜3回頷くだけ。


衛藤「急にどうしたの？」

「んーん！何でもなーい。純奈ー！」


私が頭の上に？を浮かべていると。


白石「美彩。」

衛藤「ん？」


どことなくニヤついているように見えるまいやん。


白石「Aがどうして大人になりたいか知りたい？」

衛藤「知りたい。」


なんでまいやんが知ってるの？


白石「美彩に気に入られたいんだって！」

衛藤「へ？」


我ながら間抜けな声が出たと思う。


白石「美彩、雑誌で彼氏にするなら大人っぽい人とか言ったでしょ！？」

衛藤「あ。」


心当たりは…大あり。


白石「もー！A、気にしてたからね！？」

衛藤「ごめん、Aの所行ってくる。」

白石「行ってらっしゃーい！」


衛藤「A。」

「なーに。」


キョトン顔でこっちを見る彼女は可愛すぎて食べちゃいた…んん！


衛藤「私はそのままのAが好きだよ？」

「どういうこと？」

衛藤「大人になんかならなくていいから。」

「ほんと？」

衛藤「ほんと。」

「んー、美彩ー。」


途端に甘えるように私に体を預けるA。

赤ちゃんみたい。


うちの彼女は今日も可愛いです。


衛藤「ってか美彩が彼氏だから。」

「ふふ、じゃあ私の旦那さんになってね。」


to be continued……

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