輝vs澪〜BEGINNING〜 ページ32
「プリキュアチェンジ!!」
『NEXUS!READY GO!』
虹色の光の輪を通ると通常のプリキュアのコスチュームから次々と姿が変わっていく
胸に手をあて自分の存在を確認するようにゆっくりと眼を開くと、満ち溢れた自信で名乗り挙げた
「繋ぐ絆と紡ぐ想い!キュアネクサス!!」
背中には大きな純白の羽
白を基調とし所々にキュアチェンジのカラーを思わせるピンクのラインが入ったコスチュームに身を纏うその姿はまるで『天使』を思わせるかのよう
「これが絆のカタチ…」
「キュア…ネクサス!」
爛達は生まれた新しい光を、興奮を噛み締め目に焼きつけていた
だがその誕生に祝福できるほどではないことを目の前が示していた
一方ロストギアに支配されたままの澪は、そんなことなど構うものかという気迫で悲哀とも取れる叫びを上げ先程から溜めていた禍々しいエネルギー弾を発射
「私が生きるのは繰り返される時の中でも…過去でもない!」
キュアネクサスは護るようにすかさず優の前に立ち目の前に出した手を斜めに払うと、迫る巨大なエネルギー弾は真っ二つに割れて消えた。
「私は!今をこれからを生きる!!」
あんたがどれだけ『過去に生きたい、私とは違う七虹輝と生きたい』と願っても。
心の中でそう付け足す。
相手は忌み嫌っているであろう私の言葉なんて聞く耳も持たないかもしれない。そもそも今のこの状態で聞こえているかも分からない。
澪は深い悲しみに囚われていることは触れる空気から目の前に鎮座する存在から伝わってくる。今まで抱え込んでいた苦しみを爆発させているように。
でも私は澪についてほとんど何も知らない。励ますことも、心に寄り添うことも、出来ない。
しかもそんな簡単に人の心に入り込むなんてそんな軽々しいこと私がやるべきじゃ…
『出来るよ、君なら』
脳内にも心にも響いてくる七虹輝の声が不安と弱気で震えてる私の心を少し解かした。
変身したときは自信に満ち溢れて何でも出来ると思っていたはずなのに結局は、何も変わっていない。中身は今までと同じ自分。
生まれ変わったようなのにまだ何か足りない、未完成であることを物語っている。
なのに七虹輝はどうしてそう言いきれるのだろう。
『人の弱さを知ってるからこそ分かることもあるんじゃないかな。君と澪は似てる
踏み出す勇気を一緒に、手をのばして
君らしく届けられるように』
『澪と私は似ている』そう前にも言われた。同族であり敵。初めて刃を交えたキュアスピアーに…
輝vs澪〜自分のため 誰かのため〜欠片の記憶→←輝 変身〜NEW CHANGE〜
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ニチアサ大好き(プロフ) - 雪華さん» ごめんなさい、知らないです (2020年10月17日 22時) (レス) id: f2da55ccdf (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - ツイステは知ってます? (2020年10月17日 19時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
ニチアサ大好き(プロフ) - 星猫さん» ごめんなさい、よく知らないです… (2020年7月13日 18時) (レス) id: f2da55ccdf (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - トランスフォーマーprimeは知ってます? (2020年7月13日 18時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ニチアサ大好き(プロフ) - そうですね、ハマったこともあり参考にしたかもしれません (2019年1月31日 20時) (レス) id: 4a4d7842a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニチアサ大好き | 作成日時:2016年6月13日 14時